Appreciate a Lot !!
シルバーウィーク前半、どうもありがとうございました!
あんなに厳しい暑さの夏はついこの前まで続いていたのが夢幻のように感じます。
僕は今 連夜、新潟県村上市朝日村は奥三面について独学を重ねています。もちろん「熊」「マタギ狩猟文化」「奥山の生活」などからの視点です。そしてついに古い文書を読み、幻の新潟人と言って良いであろう、神がかる程優れた狩猟者だった「三面の山人(ヤマンド)」達が、どこで槍や銃で熊狩りやカモシカ狩りをしていたのかの一端を、Google Earthでの奥三面の深い山の衛星写真上にマーキングすることに成功しました。文書には地図などありません。僅かに記された山や沢の名前を山岳地図上に丹念に探しては見つけマークし、高度差から斜面を推測し、どの辺りで秘密にされた狩りをしていたのかを推量するのです。興奮の中、近く僕もその門を訪れるであろう奥三面の…今や狩人のいなくなった凄まじい野生の王国の…斜面、谷、沢をじっくりとGoogle Earthの中で探求し始めました。驚くべき事に彼らの狩り場は全くダムに沈まずに、人知れず残っているのです。恐るべき熊を止め、棲息数を管理していたクサビの役割をした誇り高い民が無くなったんだ(奥三面の村民の皆様の多くは村上市内に集団移転し、深山での自給自足の生活は終わり被雇用者の暮らしを迎えた)、そりゃ新潟の熊も増える訳だ…。実際の僕は今夏、奥三面「猿田川野営場」までしか行けませんでしたが(それより先は通行止め)、数多くの猿たち、ヤマドリ、キツツキ、ヘビを見て、熊の咆哮を聞いて帰って来ました。とてつもない深い山の中でした。
新潟の山々の秋はすぐ。狩人も絶え、勢いと数を増す数多くの熊たちが栗の実、ブナの実、柿の実などを冬眠前に貪る季節が訪れます。
アウトドア趣味はしてもそれ止まり、若い方々は見向きもしない「新潟の偉大な恐るべき深山」に、単身乗り込む時を作りたいものです。考えるだけでも恐ろしさで震えを感じてます。新潟の、三面の山人達へ畏敬の念も抱いて。
どうもありがとうございました!