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(2015-9-17)

関川村の ある峠にて。

村上市内で魚介類を入手し、関川村に抜ける桃川峠からさらに枝道に入り、幾度か訪れている小さな峠へ。前も後ろも濃密な山の中。
ここは峠の道路の前後に「クマ出没注意」の警告表示があるような、熊がいて当然の山中です。
車を降りて、林業作業の作業路を登ります。
深い沢筋の向かい斜面に栗の木が3本。栗の実は色づき始めています。
山歩き用、フクロウと動物探索用の軽量なNikonの10倍×32mmダハプリズム式双眼鏡で栗の木をしっかり観察したところ、すぐに熊が枝折りした跡を3箇所見つけました。写真の赤スミの左側の部分です。
地上から10m以上の高さの場所にも関わらず、器用に生木の枝々が折られ、栗の実を手繰った跡です。あの重い熊が、よくも落ちずにあんな器用な芸当を。まあ熊ってのは、走行中の新幹線と衝突しても死なないタフな動物ですから、これ位堕ちても何でもありませんが。
さて、静かに観察している最中、その栗の木の奥の森の中から唐突に「パキーッン」「バキッ」「ザワザワッ」と木の折られる音が何度か間隔を挟み響いて来ました。
猿も枝折りはしますが、熊のようには太い生木は折れませんし、多くは群れで移動する為、群れの一帯の木々が揺れるのが特徴です。が、今回はそれではありません。
時間は16時30分過ぎ、熊の活動が活発化し始める時間帯。直感的に「まさに今、あの木々の中、オレから20m以内で熊が採食している!!」と分かりました。
その後も同じ音が響いていますが、双眼鏡で丹念に探っても森は深く薄暗く、熊の動きは見えません。また枝の折られる音が。栗の実を積極的に食べているようです。あちらは良く見える眼と高い能力の聴力で、僕の動きを感知しているはずです。事実、僕が少しでも動くと音は止み、また静かに観察始めると枝折りの音が始まります。熊は彼我の間に深い沢筋があるのを知っており、低い警戒心なはずです。
この山域に熊が多いのは地元の方へのリサーチで知っていましたが、ここで明確に熊の動きを感じたのは初めてです。
熊が近くにいる独特の緊張感と、山の忍者には滅多に近づけない貴重さを、全身でビシビシと感じていました。そして、僕はこんな経験が大好きな事も。




(2015-9-15)

嗚呼、ハンバーグの日々。

丁寧に、捏ねます捏ねます ハンバーグ。肉焼き煙の真ん中で、一生懸命焼いてます。
今日もよろしくお願いします!




(2015-9-13)

「オーダー!」

「ハーブロ・パスタ、大盛り1丁っ!」