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(2009-9-23)

Chapter 23.

忙しかった1日で、お店が1番きれいな時間、クローズして全てを清掃し終えた夜の静かな時間に、私服に着替えてコーヒーを飲んでいるリラックスしたフィーリングがどれだけ素晴らしいものかは説明しきれません。 でも、「幸せのレシピ」で、営業の終わったNYの高級フレンチ・レストラン、22ブレッカーで、私服に着替え終わったニックが真夜中の厨房で作業テーブルに寄りかかりながら満足した笑みでエスプレッソを飲んでいる姿は、そのフィーリングの全てを物語っています。
オリジナル版とかなりラストの違うハリウッド版(オリジナルでは主役のマーサとマリオがイタリアの田舎で姪の父方の大家族とガーデン・ランチをしているシーンがラスト。ハリウッド版はケイトとニックと姪のゾーイがそのままNYで、ゾーイ&ケイト&ニック'sビストロをオープンさせるシーンがラスト。)ですが、僕はハリウッド版の方が爽快で好きです。 Chapter23…、二人の新しい厨房で、「あなたの作ったソースが緩いから注意しただけよ。」とピリピリとケイトが言うと、ニックが「君のサバイヨン・ソース(卵黄と溶かしバターetcを軽く温めながら良く泡立てたソース。)はダマになってる。」とやり返す。
「そんなはず無いわ…?」とケイトがソースを指につけ舐めて「ンーン、完璧よ」、と言われたニックは「じゃ味見を」と言ってケイトの首に手を回して情熱的にキスをします。二人はうっとりとキス。厨房はオープン・キッチンで、それを見ていたお客様皆が拍手や口笛を吹く…なんて洒落たラストが「幸せのレシピ」です。完璧なキス、完璧な。もうどちらも甲乙つけ難い、僕には。好きなのは勿論ニック版。あんなシェフになれたら最高です。
今日も素晴らしい1日…本当にありがとうございました!
おやすみなさい!




(2009-9-22)

浅間山みたい。

目黒の中学生は、林間学校の宿舎が群馬は浅間山の麓にある為、夏の林間学校、冬のスキー教室は浅間山周辺で体験します(当時は。)。
雲のかかった角田山を見ると、いつも麓から見た浅間山を思い出します。白糸の滝が美しかった。 新鮮な秋刀魚が届きました。パスタやグリル用に仕込みをしないと。休み後半、手抜かり無く!




(2009-9-22)

Unknown True Story of kitchen

なんてロマンティックな映画、「No Reservation、幸せのレシピ」、料理業の人だとビンビン来る感じ。特に厨房(kitchen)で働く人間が経験する事が沢山描かれてる。ケイトとニック、二人の普段着のデート・シーンなんて最高。ケイトの家のキッチン、ニックと姪ッコのゾーイだけでケイトの為に作るディナー・シーンや、クローズしたお店の厨房でワイン・グラスを交わすシーンなんて。 見てたら思い出すそんな思い出。My Kitchen(自分の厨房)を持ってたらするようなありきたりなデートです。見ていて急に思い出した昔のX'mas。こんな時季に個人的X'masなんて恥ずかしいですが…。9ヶ月前の昔。バイクスのX'masウィークを全て無事に終えて、ようやく来た自分の休みの夜。平日ですから、当時のガールフレンドが仕事を終えて帰宅してから彼女の家まで迎えに行って、もう一度お店へ。この時季は和牛や良い魚介が豊富に揃えてあります。夕方からそれらをプライベート・ディナーに用意しておいて、テーブルにランチョン
・マットを敷いて明かりは極力落としてキャンドルに灯りを点けて…。二人揃ったらグラスにワインを注いでディナー開始です。僕は余り飲まないようにして料理をしながら、出来たら食べて、食べたら次の料理を…と進める。僕が厨房で料理を作ってるのを、オーダーシートを並べるミニ・カウンターに頬づえを付いてワインを飲みながら見てた。魚介のカルパッチョ、和牛のロースト、ラズベリー・ソース、牡蠣のクリーム・パスタ、白子のパスタ、ラズベリー・アイス&チョコレート・スープ…。BGMはお客様と一緒、X'mas・Night編。ディナーが終わったら温かい紅茶やワインを持ってソファへ移動して。X'masだからプレゼントしないと。僕が渡したのは緑と赤の安っぽいデザインの紙に包まれたヘッド・フォン1つ。これさ、ケーブルがイヤー部分の中に巻き取られるんだ、オレも持ってるけど便利だよ、これで980円なんだ…と言ったら「値段言ってるし(笑)。でも、ありがとう。」とペタリと頬をはたかれた。どういたしまして
…と笑いながらソファの反対側のクッションに背をもたれかける。イテ、ここ、何かあるな、なんだ…とソファをどかすと赤いリボンの巻かれた白い小さな箱が一つソファの隅に置いてある。彼女は、なに…?と見てました。 ん?、オレは知らないから、サンタさんから君にX'masプレゼントみたいだよ、なんだろ…とその小箱を渡すと彼女は「え?え?」と言って小箱を開け始める。キャーキャー言って開け始めた白い箱の中からは、新登場したばかりのiPOD-nano、オンライン・オーダー専用の赤いREDプロダクト。もちろん本体の背面には彼女のnameやメッセージが刻印してあって…。欲しがってたからサンタさんが聞いてくれたんじゃないの、いいなぁ、オレもnano欲しいのに…と言って紅茶を飲んでました。料理を終えた厨房は換気扇を停めたので、薪の爆ぜる音が良く聞こえる。ゆっくりしてたから12時は回る頃…。あの頃、そんなデートをよくしてたな… などと、忘れかけてた事を思い出させるニックとケイト
の素敵なディナー・シーン。保存しておきたいDVDに仲間入りです。職業柄から、最高の1枚。
懐古趣味の過去に生きてる男のつまらない長話、本当にごめんなさい(汗)。
今日もありがとうございました、素晴らしい1日でした…おやすみなさい!