雨の間に間に。
地上の最たる超高級車は何かと問われたらならば、これはベントレーとロールズ・ロイスと言う外ない。そのスポーツ版ならアストン・マーティン。SUVにレンジ・ローバー。
多くの人間にも入手可能な、それでいて情熱を掻き立てるスーパー・スポーツカーは何かと言うならば、フェラーリが筆頭だ。対極だが、同じレベルで幸せ感をもたらせるFIATもある。官能度でアルファ・ロメオは負かせない。
量産型高次元能力のスポーツ・カーならポルシェ、同じくセダンならメルセデス・ベンツ、同じくスポーツ・セダンならBMW。高級普通車ならVW。
他にも、ありふれた日常生活を彩りある洒落た感覚に変えてくれるなら、リーズナブルな大衆車でもプジョーやルノーがある。
超級最高級自動車、それはイギリスの独壇場。誰も同じように作れない。
世界を席巻している量産高級自動車ならドイツ。憎らしいほど全てに隙が無い。
経済規模も自動車メーカー規模も小国ながら、F1最強を常とするイタリア。芯が強い。
心や感覚の「豊かさ」を思い出させるフランス。パリジェンヌは頑固でもある。 日本はどこに食い込む?。わからない。ほどほどに安くて壊れ「にくい」自動車なら、日本しか無い。
日本における輸入車のシェアはかろうじて8%。「壊れ易いよ。」と受けた洗脳から解かれ、開発の「ガラパゴス化」を拒否したら、壁から頭を出して向こうを見たら、世界の標準が見えて来る…ドライブに行けない雨の夜はツラツラと考える。