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(2006-10-27)

秋の渓流を見に行く。

10月最後の連休、車にガスバーナーとコーヒーセット(インスタント)、釣りのベストと竿を積んで村松へ向かう昼前。本来、渓流は9月で禁漁ですので釣りはしてはいけません。ですがせっかく紅葉の渓を見に行くので、魚は絶対持って帰らないので竿を試しに出してみるつもりで持って行きました。磐越高速を走り安田ICまで。そこから49号線に出て咲花まで。咲花橋を渡り馬下を過ぎ、村松の町中に入る手前で腹ごしらえ。「手打ちうどんの水車」、こちらのウドンはかなりの弾力ある一品です。僕が新潟転勤で来た年に営業回りの途中で立ち寄るお店でした。前に来たのは数年前、やはり釣りの前に親父と寄った時ですからだいぶ昔です。今日も変わらず、仕事中のお父さん達で賑わっていました。店の後ろの清い水の池では、村松名産の鯉が泳いでいます。さぁ、食べ終わりましたら渓流へ向かいましょう。村松の渓も以前と比べて魚影が極端に少なくなりました。釣り人の増加と、放流数の激減(もう数年も実質ゼロ)が原因です。はっきり言っ
て、渓流釣り場としての魅力は余り無くなってしまいました。それでも僕がちょこちょこと訪れるのは、まだまだ豊かな山の自然があり、美しいエメラルドグリーンの水が流れる渓流があるからです。これで計画的放流があって山女魚や岩魚が沢山いれば下越屈指の川になるのですが(漁協の運営というのは難しいのですね)。暗い話は置いて、秋の渓は訪れる人も無く、静かで美しい季節を迎えていました。魚は全くかすりもしませんでしたが、今日もヤマセミが出迎えてくれました。今年はこの辺りも熊の姿が見られているそうですが、あいにく出会えませんでした。僕は本土の動物(イヌワシや熊鷹、ハヤブサも含む。立山の雷鳥も。)は、ほとんど山で見たと思うのですが、熊だけは見た事がありません。見た人に聞いた話だと「黒光りする大きな獣で、なにしろ怖かった。もう二度と山で会いたくない…。」との事です。そうだと思います。でも何とか一度だけでも山の自然の月の輪熊を見てみたい思いがあります、日本に生まれたからには、まして新潟に居るから
には。渓近くでそんな風に考えながらコーヒーを飲みました。ですが歩きながらベストに付けたホイッスルはたまに鳴らします、特に渓の曲がり角前では。熊のような大型動物との鉢合わせは危険です。向こうもコッチも逃げ場がありません。月の輪熊は本来臆病な動物で、向こうから好んで攻撃をする動物ではありません。東北で射殺された熊を解剖してみると、9割を越える熊の胃にストレス性潰瘍が出来ているそうです(大学研究室の調査)。山に餌が無く、人里に出て来ないと生きていけない今の状況は熊にとっても、とてつもないストレスのある環境なのです。月の輪熊は防御的攻撃の熊です、羆(ヒグマ)の執拗な攻撃的攻撃とは違います。彼に逃走の余裕を持たせる為にもホイッスルは必要なんだ…とか言いながらもやっぱり熊は怖い訳デス。熊が里に下りて来なくても良い環境を作りたいですね。少々雨が強くなって来ました。渓での雨には注意しなくちゃいけません、鉄砲水の可能性があります。体も冷える前に上がろうと。今日は温泉に入らずにまっ
すぐ帰宅です。日ハムの優勝に間に合いました。新庄っていい選手だなぁ。
また明日からよろしくお願いいたします!では、おやすみなさーい!




(2006-10-25)

冷たい雨は静けさを呼ぶ。

静かーな夜となりました。どうも季節の変わり目は、ある日突然寒くなったり、突然猛暑になったりすると人の活動が一旦滞るような気がします。夕方までお客様のいらっしゃるペースはパラパラという感じで、休みは無いのですが時間はあるので(ズワイガニも入荷しなかったのです。)、久しぶりにリゾットを作りました。サケのほぐし身とパルメザンチーズ味で作りました。仕上げにイクラをのせようと思って作り始めましたが、やはり勿体なくなって使いませんでした。普通のレベルなのですが失敗しました。煮汁に牡蠣のスープを使えば、もっと濃厚に出来たと思うのですが鷄ガラスープを使って作りました。
ダメだダメだ、今夜は眠いなぁ!今週もたくさんありがとうございました!明日あさってとお休みを頂きます、よろしくお願いいたします。おやすみなさぃ…sss。




(2006-10-24)

水煙る角田山。

山の森に蓄えられた温かい水分が、海から山に当たる冷たい空気に冷やされて水煙になって立ち上っています。今あの谷は、新鮮な空気に満ちているのでしょう。発注していたズワイガニとハラコは入荷せず。次は牡蠣を待つ。