bikescafe.jp

(2015-1-2)

謹賀新年。

旧年中は、多大なる御愛顧を頂きまして、誠にありがとうございました。
新しい1年も、温かなお引き立てを宜しくお願い致します!

さて、短い正月休みを新潟市を離れて村上で過ごして参りました。 時折吹雪いたものの、昨年と違い今年の正月は積雪は少なく行動しやすい年始でした。
山歩きの装備は持参しなかったので、雪に覆われ白く、鮭漁も終わった荒川の堤防からいつもの熊山を眺めてから手を合わせ、今季の山中徘徊の無事安全を祈願しました。
昨年はお客様や知人、家族から「この山周辺には、何頭の熊が棲息していると思うか」と訊かれました。
その問いに僕は「山の忍者・熊の数を当てるのは難しいですが、最低5〜6頭、多分10頭前後が代わる代わる行動圏にしていると推測します」と答えています。
根拠としては、この山で起きた昨年4月末の襲撃死亡事故の当該熊は捕獲されずに逃げおおせたのが1頭、続く5月に罠(トラップ)で捕獲処分された冤罪若熊が1頭、これで最低2頭は確かにいた。熊(北海道・羆)研究において、一般的にトラップに掛からない(トラップ・シャイ)熊は、掛かった熊の6〜7倍いると云う。
この2頭を最初の根拠数とし、個人的に山中徘徊で見付かる多数の熊痕(登山道や畑以外にあるのが殆んどなので、人に見付からない痕の方が圧倒的多数)や地元の方々に聞いた熊エピソードを勘案し、2×最低3=6、2× 適正5=10 と推測しています。
多分ですが、実際これ以上の熊達が 人に少しも姿を見られずに静かに暮らしているのだと思います。
この山塊に、熊を筆頭にクマタカ、サシバ、オオタカ、ミサゴ、アカゲラ、ヤマドリ、カモシカ、アナグマ、キツネ、タヌキ、テン、サル、マムシ他 無数の野生動物達が自然に興味の無い人間達と商業圏のすぐ近くで悠然と生きています。
新潟って、どれほど豊かな野生がある土地なのか。今年も単独でお前達を探させてもらうよ…と、心中で囁きながら、ベア・カントリーの山々を背にしました。
皆様、新年もバイクス・カフェを宜しくお願い致します!