bikescafe.jp

(2014-1-13)

This is Gingko nuts.

これが
バイクス前銀杏です。
拾いたて、剥きたて、火いれたてです。




(2014-1-13)

雪無く快調。

朝に吹く海からの北風に乗って白鳥が1羽、軽々と飯場に飛んで行きます。
もうひと月もして、今のように里に雪が無ければシベリアへ北帰行を始める一団も出て来る事でしょう。
トートバッグに薪を入れながら、つらつらとそれを考えていました。 中に戻り、今日のスープを仕上げます。




(2014-1-12)

燃焼好調。

ランチの最後のお客様の料理を作り終えて厨房を軽くきれいにしてから、仕事用のスニーカーからゴム長靴に履き替え、外仕事用にしたロウェ・アルパインの厚いダウンジャケットを着てニットキャップを被り、目の前の銀杏畑だった場所に入って行く。
足元に無数に落ちている銀杏の実を手早く40個以上拾い集める。
銀杏畑の所有者の農家さんが、もうこれ以上銀杏樹の手入れが出来ないから23年育てた銀杏を全てチェーンソーで根元から伐す。ついては伐した木は好きに薪にして良いし、落としたままの銀杏の実も好きにして良いよ、と言われたのが年末。 御主人は23年間も育てた沢山の美しい銀杏畑全ての樹を殆んど3日で伐しきった。すごいパワフルだった。そして角田山から、海側からバイクスにブチ当たる風は突如として強く、冷たくなった。樹にもうちにも辛い事だ。

さて、拾った銀杏実をバケツの中で良く洗い、一気にあの臭い果実から種を抜く。 果実を長く触っていると手荒れするそうなので、大量のお湯を流しながら 即座に終わらす。 結構きれいになったが、さらにステンレスのザルに「ガシガシ」押し付け洗いしながら、小さな果肉も落とす。
この間5分。
ザルのまま「ザッザッ」と水切りし、広げた新聞紙に「ガサガサー」と種を並べ、しっかり包む。 そして電子レンジへ。 500Wで4分半。 間もなく種の殻が「バチッ」「バチッ」と割れ始めながら、本命の銀杏にも熱が入り始める。
レンジが終わり殻から出て来た銀杏は、透明なエメラルドグリーンの美しい銀杏だった。 殻を向く作業はナオミさんやスーちゃん達に任せて僕は急いで 挽き肉と豆腐と野菜でシンプルな「うま煮」をたっぷり作りながらパスタを茹でる。 賄い用の椀にパスタを入れてスープを張り、賄い用の業務用ラーメンスープの素鶏ガラ醤油味を少し加え、その上から上述の「熱々うま煮」を分けて行く。お好みで掛けてね、と言って お酢とラー油を渡した。
白飯の皿に塩を振った銀杏をそれぞれ10個以上載せてもらい、スープ・パスタに付けた。
銀杏畑に行ってからここまで20分。
採れたての銀杏を食べるのは珍しいから、皆喜んでくれた。
ようやく賄いが頂ける。今日のお客様に感謝だ。

暖かい、ストーブも安定して燃えている。