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(2007-10-2)

ムーベン

都市国家スパルタの男達は7歳から軍事教練生活に入り、60代まで兵役に就きました。哲学の地、ギリシアの国らしくスパルタ兵は戦闘技術だけでなく、数学哲学音楽においてもあるレベルを求められ、ことさら即興会話のユニークさに優れた兵士は尊敬されたそうです。
それゆえテルモピュライの崖で、実質25万人を越えたペルシア帝国軍に「武器を降ろして降伏しろ。」と勧告された、精鋭武装兵士300を率いたスパルタの獅子王レオニダスは間髪入れずに「ムーベン ラベ。」(来たりて奪え。)と即答し、3000年後の今世にも伝わる、テルモピュライの激戦が開始されたのです。スパルタの槍はペルシア軍のそれより2メートル長く、盾は強固で、ペルシア兵はスパルタ兵に近付けずに串刺しにされたそうです。
ハンバーグの肉を待ちながら朝食を取ります。今朝も涼しく快適です。

(2007-10-2)

灼熱オーブンの中で。

昨夜から作っていたカレーは今夜完成です。今朝方に届いた牛肉ブロックを焼いて、肉以外は準備された寸胴鍋に投入。最初に出てくるアクを取ったら、灼熱のオーブン内で半日煮込まれ続けます。途中、蒸発した分の水分を補充しながらカレーはコトコトと煮え続けます。お客様のハンバーグや、仕込みのチーズケーキを同じオーブンで焼いたりの1日。酷使される鍋にお疲れ様、ようやく夜に完成です。固い肉も、舌で壊せる柔らかさに。明日、1名様分ずつパックされます。
ランチ…日曜日だった昨日並みに、秋の実りカレーが出ました。かなりボリュームがあると思うのですが、女性のお客様でも残されません、ありがたや。カレーだけでなく網脂包みハンバーグも、昨日も今日も60代の御夫妻の常連様が一週間おきにお二人でハンバーグ、を食べに来て下さる。こういうオーダー、本当嬉しい。だって、もう余りお肉料理食べなくなる世代ですよね。そんなハンバーグ作りながら、(たまには自分のハンバーグ、ガッチリ食べたいよなぁ…)と思っていたらオフクロも同じ事を言う。網脂ハンバーグのたっぷりデミソースがかかったやつは、どこでもあるメニューじゃないし(特にこのプライスでは)。という訳で明日ハンバーグ作りですが、たまには自分用に食べちゃうかなぁ…と考えるのは夜中にお腹が空いて来たからです。実はカレーやハンバーグの後に、バニラアイスののったマンゴーヨーグルトジュースのオーダー(ディナー時。)があるのですが、甘く爽やかな酸味のジュースでこれまたgoodな組み合わせ。
ヤバイ、本当に腹減って来た…。寝ろ、寝てやり過ごすんだ!おやすみなさい！

(2007-10-1)

10月最初のダイアリー。

爽やかな涼風がテラスドアから流れ入る月曜日の朝。行楽の秋の10月になってしまいました。秋刀魚もハラコも無事に入荷。次に牛肉ブロック待ち。バーニャカウダは朝の内に作りました。良い香りと余りの美味しさに、瓶詰めで売りたい位。昨日割れちゃった卵で焼いたプリンを食べながら、「今日は何を作ろうかナ…」。
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