bikescafe.jp

(2008-2-1)

チャイニーズフリー。

中国製品がヤバイのは皆が知ってます、当の中国の人達が一番良く知ってる。各種被害のニュースが真っ先に流れるのは国内ですから。Youチューブで話題のチャイナcarのクラッシュテスト。フロントドアはモゲ寸前、ダミーは殆んど投げ出され。勿論運転席です。EUROの自動車メーカーは日本よりも中国を重視しはじめています。最新carの御披露目は東京でなくて中国にシフトしてます。なぜか?世界で一番ウルサイ消費者のくせに、日本市場は輸入車には旨味が無いから。
さて、ニューヨーク。とても人気のレストランがあります。ここの売りはチャイニーズフリー。つまり中国製品食材は一切使用しません…という姿勢。それを知ったのは半年前でした。その時、僕は(ウゥ、羨ましいな…僕もやりたいが…。)と感じました。あれから半年、未だにそれを全ては完全実行出来ていませんが、バイクスは確実にチャイニーズフリーを目指しています。正直に申告しますが、バイクスで通常的に使う中国食材の筆頭はニンニクです。本当は調味料のニンニクは国産にしたいのですが、青森産ニンニクは100グラム700円超。ニンニクを全て国産に切り替えると、バイクスのメニューは全て値上げしないとやって行けません。その為、中国での生産地と品質表示を明記したニンニクを用いています。ですが今年は懇意の農家サンにバイクス用ニンニクを生産確保出来ないか交渉します。(国産ニンニクが異様に高値なのはニンニク畑は連作が出来ず、他の野菜との二毛作が出来ないから。つまり1つのニンニク畑は1年分のニンニクの
為に2年使わないといけない。それ程ニンニクは土の栄養を使う、また殺菌する。)。次に海鮮八宝菜などに少量使うオイスターソース(名ブランド、リキンキ製)と麻竹水煮。すみません、これは中国製しか今の所ありません。パスタにはまず使いません。鶏肉は全て国産指定しています。あと、稀に椎茸が中国産が届きますが、これは非常に少量しか用いません。バイクスは冷凍食品はまず使わないので、その他出来た物は国産またはイタリア産が主の自家製ばかりですから御安心下さい。今年はさらにチャイニーズフリーを推進する事を約束致します。
親しい友人が二人、上海で働いています。二人共に優良一部上場企業の中国工場の責任ある立場に就いています。二人ともタフな大学ラガーメン。全然知り合いでも無かった二人が日本人のラグビークラブで知り合い、僕の名前が出てまた深く知り合い二人が驚きました。二人とも本当にタフ。それでもたまに話すと「ここは本当に疲れる。早く日本に帰りたいよ…。」。会社員時代の同期は学生時代の半年、中国を放浪しました。その中国語学力を買われ採用されたのですが、中国でボロボロになって「でも中国勤務は嫌だ!。」と話してました。3人から詳細な理由は全て聞きました。今の中国は、浅田次郎サンが愛した時代の中国とは違います。人の生命の価格は安く、あらゆる価値観が日本とは違うのです。事情に詳しい自営業の友人の一人はこう言いました。「オレ達が悪いんだ。安く作れるからって、大切な技術まで向こうに持ってって作らせて。最初はまだ良かった。でも直に無理やり会社は中国企業に乗っ取られ、中国の会社になっちまった。そうやって作られた向こう
の製品は、見た目は同じでも絶対に中身が違うんだ。オレ達は自分の首を締めたんだよ。」、彼は金属加工製造の世界の一人です。僕は恐れています。こんな未来が現実になる事を。「2089、蒸し暑い12月中旬。一週間以上も酸性雨が降り続く。クリスマスにいつしか夏が棲み着いた。円の時代はとっくに終わってる。中華連邦の一部に日本は組み込まれる。ひっそりと明かりが灯る全体主義の夜。街角に集結する秘密警察。臓器ハンター共が寝込みを襲う…」、札幌の超アンダーグラウンドヒップホップユニット、THAブルーハーブの歌のようにならない未来を。