ピラミッドソルト。
多分ですが、新潟初(商社サン曰く。)。インドネシアはバリ島にて900年以上も同じ技術で生産されて来た「バリ、ピラミッドソルト」が、バイクス出入りの塩専門商社サンの特約販売になる情報を前から知らされていたので、かなり前から予約していました(同時にココナッツ100%シュガーも。)
サンプルは前からありましたが、ついにボックスで来ました。早速今夜のワインディナーのハーブローストにマルドン海塩と合わせて用いましたが、常連様の喜ばれた事。
初めてこの見事なピラミッド形状のソルトを見た時の僕の衝撃は、マルドンの時を越えるものでした。フリーキーで噛みやすく、マルドンと並び味も円やか。どうすれば手作業でこんな形が出来るのか想像出来ない点も気に入りました。もしヒロ先生が御存じでなければ、喜びそうなネタでしたし。この日記をお読み下さる皆様にだけはお知らせしたいのですが、以前にも書いたようにバイクスで使うあらゆる塩は自然塩、つまりリアルソルトのような岩塩だったりパスタの茹で湯の塩は清澄なメキシコ湾の天火塩だったり、料理用塩はそれの砕粒だったり、マルドン海塩だったりする訳です。何気ないテーブルの塩すら全てリアルソルト。これは別に健康の為にそうしてる訳ではありません。塩の摂取で健康になる位、塩分を摂ったら、間違いなく高血圧になると思います。理由は単純に精製食塩より美味しい為です。純粋なナトリウムしか残っていない食塩と、鉄分やミネラルやカルシウムの残った自然塩では味の深みが違うからです。今夏はピラミッドソルトを出して行きます。
塩商社サンは変わった塩を僕に持って来ると、きちんと話を聞き、オーダーもするので喜んで遠くから来てくれます。バイクスみたいに小さな店で使う塩の量などタカが知れてます。それでも普通の店みたく「塩は塩。何使っても料理の味はさほど変わらないよ。」と僕は言わないので、取引が始まった時は嬉しかったそうです。ピラミッドソルトも真っ先に営業に来ました。すぐに諸々6箱オーダーしたので、若い営業Sサンは先日「ありがとうございますっ!」と深々と御頭を下げられてました。僕は単純に新しい良い塩を知るのが嬉しいのです。
バイクスに置いてあるリアルソルトはコンスタントに売れます。一度でも肉料理に使えば、もう食塩に戻るのは容易くはありませんから。本当はマルドン海塩を知って頂きたい、買って頂きたいのですが、こちらは相当なグルメな方、分かってる方で無いと手が伸びないようです。何か人がお家に集まられての御食事の時に、「あら、これ変わった塩ね。」とゲストに尋ねられる。するとホストの奥様は「そうなの、イギリスのサセックス州のマルドンという港町で少ししか生産していないお塩でね。ジェイミーオリバーっていうサセックス出身の人気シェフ(バイクスのヘナチョコが好きでねぇ…。)のお気に入りのお塩なのよ。東京の一流レストランではデザートのアイスやチーズケーキに軽く掛けたりしてるのよ。ほら、硬そうに見えてサクサクしてるでしょ…」等と僕が言われたりしたら(ムムムッ!この人はデキルぞ(汗)…)と感心してしまいます。まぁ置いててもさほど売れないので妄想に近いのですが。でも素晴らしい塩なのは確かです。ヒロ先生
も最初の頃、いきなり 「勿論マルドンあるよね?貸して!」とバニラアイスのマルドン&オリーブオイル掛けを作ってくれた位ですから。
そこにピラミッドソルトが仲間入りしました。じきにココナッツシュガー(上白糖より甘みは弱く、ほのかなココナッツの香りがします。)も入荷します。どんなデザートに使うべきか悩みの答えは出ていません。
だからもう寝ます、一週間ありがとうございました!おやすみなさい…ppp。