始まったぞ!流星群の夜!
ペルセウス座流星群…確かに「極大夜」は日曜深夜だが、前日だからって流星が無い訳じゃない。もう地球は塵の『バンド』の中に入ってる。むしろ明日夜の天気が悪くなる可能性が高い訳だから、むしろチャンスは今夜 …と判断し、夜ランの後に夜空を見上げた。 幸運な事に天空は雲が無く沢山の星が輝いている。
オリンピックも佳境で最高に面白い。女子バレー、ボクシング村田選手の躍進、男子サッカー決勝戦メキシコの壮快な勝利、カナエワ史上初連覇の新体操…。全て感動的だ。
特に新体操は、この惑星上の最も美しい生命体の個体の美しい躍動に夢中になれる。
でも…でもTVを消して外に出よう、星空を見上げてみよう…。
見上げて間もなく、最初の流星が出た。小さい。 5、6分後、今度は天頂に長く早い銀色の流星が流れた。思わず声が上がる。
それを幕開けに1時間もしない内に大小10個以上の流星が現れた。10個以上と言うのは、それ以上は数えるのも忘れて見入ったから。 日常の中で流星を見る(または見つける)コツは幾つかあると思う。まずは基本の「流星群スケジュール」を把握しておくとか星が見易い暗い場所で見易い姿勢をキープする…等、わざわざ言う程でも無いが(より容易に流星を見る為)、気持ちのスタンスとして大切なのは(自分は流星が見れる)と確信する事だと思う。流星を見た経験が余りに少ない方だと「流星なんかは滅多に見れない」と思い込んでいる傾向がある。人間は「そんな物は無い」「自分に見れる訳が無い」とか知らず知らずの内に自分に催眠を掛けていると、そこに有る物も見れる物もその人には見えなくなる事は精神操作の基本中の基本だ。 だからこんな思い込みはキッパリ捨てる事。「必ず流星は現れる」「自分は沢山の流星に会う」と。すると夜空に「流星」は勿論「流星痕」(流星が流れた後に現れるやや透明感を持つ流星の尾)や「人工衛星」もしっかり見えて来る。
次に人工光に目をやらない事を意識する事。コレ意外に難しい場面がある。さっきも…僕は音楽聴きながら星空を見上げるので、パッとやたら明るいiPODのモニターに目をやったりすると次の数秒間夜空が見えなくなる。そのほんの数秒間に極めて美しい流星が出るのだ。で、それを見逃す。これは勿体ない。気を付けたい。
随分と偉そうな物言いをしてしまったが、ペルセウス座流星群は新潟ではほぼ唯一の良い観測条件で見れる(夜空が晴れてくれれば。)流星群だ。見上げ無いのは勿体ないと思う。
明日夜…素晴らしい天体ショーが出現する事を祈っています。そして…皆様の願い事が一つでも多く叶いますように…(僕の鼻の頭のデキモノが早く治りますように…、ある朝起きたら自分チの玄関に『ご自由に使って下さい』と書いてある3億円入った紙袋が置いてありますように…)。