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(2006-7-11)

オオタカと飛ぶ空。

Northern Goshawk。かなりの賑やかさのランチで、鮮魚類の仕込みが全く進まず。やむを得ず4時から6時まで一度クローズ。その間に賄いと仕込みと、新しい冷蔵庫の微音修理を完遂します。ランチを終え、テラスの傘を畳みに出た時の事です。テラスをホウキで掃いていたら、薪棚の近くで「ボトッ。」と固形の液体が落ちました。「なんだよー、鳥め、糞したな。」と思い空を見上げました。結局その固形は薪の樹液が棚の一本から落ちたものでしたが、見上げた空には宝石がありました。レッドデータブック危急種の猛禽類、オオタカです。一富士二鷹三茄子ビ、日本の鷹と言えばオオタカです(またはハヤブサ)。「トンビじゃないの?」かって?、いいえ違います、オオタカです。同時に角田山方向に2羽のトビがいましたが、上昇気流を捕まえる力強さ、森林性鷹の特徴である丸みを帯びた翼の形状と長方形になる尾翼、トビより明るい褐色が際立ちます。トビと全く違い、一度も羽ばたく事などせずに瞬く間に高い上空に上昇して行きました。
最後は、余りの強い陽射しの中に見失いました。オフクロと和代サンと銀行員のHサンをテラスに呼び、「ほら、アレがオオタカだ。」と知らせたら感動して見上げていました。都会の人は一生オオタカを見る事無い人がほとんどでしょう。ですが新潟には実は多いのです。新潟の長い海岸線に沿う松林の中は、彼らの格好の住まいであり餌場でもあります。そして越前浜や佐潟でも姿が見れます。新潟に来てから僕は何度も見ており、若い個体がバイクス横のお宅の松の木に停まる姿も見ました。先日の深夜のランの時、今まで聞いた事の無い「ピィーッ、ピィーツ。」という高い声を聞き(何の猛禽だろう?)と不思議だったのですが、どうやら春に生まれた雛だったようです(オオタカの巣立ちは6月中旬から7月上旬)。巣立ち後も1ヶ月は親から餌を貰うそうなので、まだ見れる機会はありそうです。眼光鋭い黄色の眼に力強い黄色いカギ脚、オオタカは美しく格好良い猛禽-Bird of Prey-です。バードオブプレイ、プレデイトする鳥、つ
まり哺乳類を捕食する鳥。機会があれば皆様にも見つけて貰いたく思います。猛禽は、豊かな自然が有るか無いかのバロメーターですから。オヤジらしく説教地味テ申し訳ありません!おやすみなさーい…。




(2006-7-10)

アジ、そしてズワイガニ。

天気には恵まれなかった週末でしたので、月曜日の鮮魚は無理かな〜と思っていましたが、無事にズワイガニとアジが到着。小雨降る朝、パチパチとサクサクと、静かに仕込みます。3枚下ろしのアジ、仕上げにハーブとオリーブオイルしてラップ。次はアワビとタコを待ってます。ここは竜宮城か。




(2006-7-10)

閉まる扉あれば…。

閉まる扉あれば、開く扉あり。そんな思いをしたランチでした。オープン前から女性グループのお客様がいらしてた日曜日。11時から1時まで賑やかでした。さぁ、まだまだ頑張るぞぅー、と思う間もなく御来客はストップしてしまいました。(エッ、もうランチ終了?…まだ1時なのに…)、この何とも言えない肩空かしな感覚、飲食業を経験されてる方なら分かってくれると思います。雨も本降りじゃないし、これからダヨと思っていたのに。ですがですが、捨てる神あれば拾う神様あり。30分ほど間を置いて、御来客が始まりました。2名様2名様6名様2名様2名様…また2名様、と。小雨降るテラスの傘の下では、コーギーのジョージ君とお姉様お母様がランチして下さってます。有り難や、フーっと肩で息する3時過ぎ。その後、夕方まで御来客は無く、夕方からカップル様や女性同士のお客様でテーブルは満ちて。今夜0200時のワールドカップ決勝を御覧になる為でしょうか、比較的早いディナー
でした。片付けをしてランを済ませ、日曜夜だよ買い出しに車をラン。原田知世サンの優しい歌声に癒しアリ。今夜は必要な物以外目をくれずチャッチャと終わらせます。この時期、沢山の野菜やスイカを頂くので、それらを忘れないようにしないと痛ませてしまいますから。
たくさんのお客様や農家のNサンIサンに助けて頂いた週末でした、ありがとうございました!それではおやすみなさい、ブルーにならない月曜日を…チャオ!