bikescafe.jp

(2014-8-14)

S家のスペシャル・オードブル。

料理に関して僕に出来る事なら、出来る限り「No,I Can't」と答えたくありません。
「特別にオードブルを作って欲しいんです。ハーブローストが好きなので必ず。ハンバーグも海老玉も、あとポークステーキも。母が魚好きなので何か魚介も入れて貰えると嬉しいです」。 話し合いをして、出来る限りお客様のリクエストに全力で応えたいと思ってます。
同時に「No,I Can't」と答えざる得ないリクエストが、まれにですが有るのも確かです。最近御電話で数件お問い合わせがあったのですが、「閉店ギリギリに入店して、出来る限り長い時間お店にいたいんですが、何時までいていいですか。いえ、そちらには初めて行く予定です」と。
夜行動活発型の方々も多くいらっしゃるのは存じているので、こうした希望があるのも分かるのですが、バイクスとしてはこうした方々の希望には満足に応えられない確信があるので「お時間に余裕があるご来店にして頂いた方が良いと思います」と答えています。
僕がランチから夕方までに体力の6〜7割を使い切り…特に週末のランチ後などは厨房で膝に手を置いて肩で息を切らす事もしばしば…、また翌日のランチにも全力を持って向かいたいので、街中の飲食店のように夜遅くまで出来ないのが現状です。
その分、ランチではお客様のリクエストに極力応えたいと思っています。数日前も「オープン同時に入って極力長くお店にいたいです」とリクエストされ、実際その女性のお客様お二人にソファー席で11時から15時まで在店して頂きました。 さて…
ランチ後、賄いを急いで作り掻き込み、体力を戻し上記の特別オードブルを作りました。
御満足頂けるよう鍋を振りました。
喜んで頂けるように願いながら。
さて、今日も本当にありがとうございました!




(2014-8-14)

毛ガニさばきの朝。

昨日村上で入手した毛ガニとズワイガニを、一生懸命捌く朝。 脇でパン焼きとスープ煮込みも進めます。 さすがにお盆。
昨日は村上も色々な物が値が上がっていたなぁ。特にカニはとても…。
ご安心下さい、バイクスの値段はいつもと変わりません。
さて!
今日からまた宜しくお願い致します!




(2014-8-13)

栗は好物。

すると間も無く、下りの左側の斜面の森の中から、樹の揺れる「わさわさ」と云う音が響いて来ます。構えの姿勢を取り警戒して注視していると、次に同じ方向から笹藪が「カサカサ」と揺れる音もします。
剣鉈を肩に置き、じっとその方向に注意しているとまた同じ音が2、3度する。
気配がする。
熊なのかカモシカなのか分からないが猿の群れじゃない、絶対に何か気配がある。 音は近付いて来ないので恐怖は無い。
何とか姿を探そうと、肩に掛けた双眼鏡を取り樹間を探しますが、とにかく強く繁る葉が入り組んでいて、まだする音の方向の中が見えません。
カモシカなら笹藪は揺れても樹は揺らせない。また樹の揺れる「わさわさ」の音が聞こえた。
イメージが湧く。
1頭の仔熊が樹に上り、胡桃か何かを探す下で、母熊が仔熊の安全を確保するように下で動いている。
僕より先に僕の動きは察知している筈だが、距離と障害物からして「あの人間は近付いて来れない」と判断。 変わらず夢中の仔熊を放っている…と云うイメージが。
(これが秋や冬なら…)と思うと悔しいが、しょうがない。夏は彼らに分がある。 何度も双眼鏡で探し、諦めて車止めまで下りました。
途中、順調に成って来ている栗の木を数本見る。注視すると、昨年折られたであろう枝が数本ある。
(必ず秋口には見つけてやるぞ…)と思い、今日の熊調を終わらせました。