まだ続く!流星群の夜空。
皮肉なものです。
日曜深夜のペルセウス座流星群の極大夜は夜の大気が濁って星空はクリアに見れず、翌日月曜深夜は豪雨で星空は壊滅。
そして火曜深夜の今夜…今夜などは流星群見たさで夜空を見ていた人は殆んどいなさそうです。そこが皮肉であり、そこが鍵なのです。と言うのは、ごくごくシンプルに言うと(天体に詳しい方から失笑されるやも知れぬですが)、毎年定期的に出現する「流星群」と云うのは地球の公転軌道上に横たわっている「彗星が残した塵やガスの地帯」に「地球が突っ込む」ので毎年決まった期間に見れる訳です。流星が地球にやって来る…と云う表現より、塵地帯に地球が突っ込み、大気に当たった塵が流星になると云うのが正しいでしょう。だから「塵地帯」を地球が抜けきるまでの間、極大より少なくてもいつもよりは流星が必ず出現する訳です。そして…地球の公転軌道上には大なり小なり沢山の「塵地帯」が存在しています。ペルセウス座流星群なら、活動期間(地球が地帯を抜け切るまでの期間)は7月17日から8月24日です。結構長い。
晴天の夜空は満天の煌めく星空。バイクス真上を、掴めるほどに太い天の川が横たわり、北の空には明るい金星、そして… 2時間に満たない間に30個以上の流星を見続けていました。今夜は大きな流星が幾つも出現したから、思わず口から漏れそうになる悲鳴のような喚声を幾度も押さえて堪えました。
銀色の槍のような流星、頭が消えた後も尾が長く見え続けます。
赤い流星はまるで隕石のように太く強く天頂を裂きました。
夜間飛行の飛行機の前と後ろにシュン、シュンと現れては消える短めの流星2つ。 どれもなんてきれいなんだ…。どんな例えも妥当にならない、素晴らし過ぎる宇宙が見せる星の一夜。 また来年も…。