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(2006-7-14)

繁栄に胡座をかく日本に…

新聞の、小さい小さい書評を見た時から読みたくて読みたくてしょうがなかったこの一冊。一晩中朝まで貧り読みました。その後も3度読みました、今年最大の衝撃の一冊でした。静かな話題の本ですから、既にお読みの方々も多いかと思います。未読の方は絶対に読んで下さい。これは現代日本が全く新たな犯罪の局面を迎えてしまい、世田谷事件以降このクリミナルグループが日本各地に凶悪犯罪を撒き散らしている現実を、一人の記者が記者生命を全てかけてあぶり出した渾身の一冊です。親友の家が世田谷の現場すぐ近くな事もあり、僕には忘れられない虐殺事件でした。内容は是非必読して頂きたい。ただし、筆者は重要事項を警告の意味も込めて教えてくれています。それを記します。この事件の主犯は一人、共犯は二人。犯行状況は凄惨で犯人にとって快楽的。その後のグループでの報告を自慢げにしました。主犯は2000年当時20代半ばの長身の韓国人青年、韓。兵役経験あり、侵入及び殺傷能力に長けており日本に相当の怨みを持つ、そして拝金主義。細面、頬は
こけ、三白眼。髪は無造作に伸ばしている(当時)。唇は薄く、目の下の隈が顕著。雰囲気は静かに不気味そのもの、鞣した革のイメージ。2000年12月30日23時25分に侵入後、ものの10分足らずでアーミーナイフで一家4人惨殺。目的は殺害と金品強奪。IT能力に長け、家宅のPCから埼玉のある研究所、宮崎の化学工場、被害者宅すぐ近くの研修施設にアクセス。そこにいるグループ員に状況報告と追及(グループ全員による半年に及ぶ目標リサーチの割りに目的だった金品は無かったから。)共犯は中国の青年、YとG。3人は犯行後、昼近くまで現場で遊び、31日正午過ぎに小田急線成城学園前駅から新宿に向かった。そして恐怖は今も続く。筆者はあえて明確には書かないが、今だに東京、大阪または九州か他の地方にいる可能性が高い。警察は顔写真を有するが有力な存在確認が出来ない。警視庁と大阪府警の役所の壁で、かなり前に出ていた有力な証拠を揉み消したから。
その後このグループの凶悪犯罪は爆発する。01年12月には大阪風俗嬢殺害、02年1月には大分別府恩人夫妻殺害、02年12月には名古屋風俗店中国人女性経営者誘拐殺害。このグループのやり方を完全に模倣した03年6月福岡一家4人殺害。その後も数え切れないほどの強盗誘拐は続く。06年6月の渋谷有名整形医娘誘拐事件は日中韓混成クリミナルグループ(犯罪集団、犯罪を行う為だけに意思統一し離合集散をする集団。北東アジアの留学生、不法滞在者を中心とする)。目的は金のみだが、命題があり、「繁栄に胡座をかく日本に傷をつけろ!」。同じアジア人を差別する豊かな日本への恨みは強い。日本への憧憬と憎悪は甚だ歪む。ただし、必要なら同国人も殺る。残虐さは類を見ない。
以上の事件の重要な主犯格全てが未だ日本で自由の身です。
この1年で知り合いが二人も空き巣にやられました。家を蹂躙された恐怖は計り知れません。
クリミナルグループの犯行を自分なりに纏めた傾向を考えました。何度も下見をする為、こちらも注意していれば不審者を見る可能性あり。犯行季節は冬季が多い、やはり暗闇が早いし家の窓も閉まりがち(中の犯行騒動が漏れにくい)。凶器はナイフや包丁が主。ターゲット(数限り無い候補から一軒ずつ選ぶ)は徹底的にリサーチ(世田谷では区役所が持つ建築確認書まで調べ上げ、間取りまで頭に叩きこんでいた。)、たっぷり数ヵ月はリサーチし目標の家族の行動パターン、資産状況まで調べ上げる、その際、インターネット及びIT能力を大活用する。推論ですが、状況次第では日本の暴力組織もターゲットの案内や逃亡の手助けもする。
今や私達の誰もがこの恐怖と紙一重です。ただし自衛策もある。警察の力もそうですが、まずは意識変革、現実を見る、戸締りをしっかりしましょう(大分では夜中、開いている玄関から侵入しました)。もし賊が侵入したらまずは声を張り上げる(世田谷の主犯は騒がれないようにまず二人の子供から下手しました、そして子供が騒いだら撤収する計画でした)、静かに戦ったりしない、相手は刃物を持っています、必ず大声を上げ間合いを取りましょう、木刀等有れば役に立ちます(木刀で叩いたりしないで正面突きをして縁を切る、距離を放つ)。本当に悔しい、明治までの私達は精神にも腕にも牙を持っていました。これ程、好きなようにはやられていないでしょう。平穏な時にこそ気構えをしておく、頭の中でシュミレーションしておく。武道の心得。
治安良好平和は遠い時代へ…。




(2006-7-12)

ススキにキリギリス。

僕がSサンを好きなのは、大大先輩でありながら、いつまでも謙虚に学ぶ姿勢に満ちているからです。Sサンは根っからの和食の御師匠、石川和倉の加賀屋サンの和食職人だったところ、縁有って新潟の大ホテルの料理長として抜擢されて、また、市内の調理師学校の和食の先生もされてます。そんなSサンが御来店、カウンターに座りながら、ものの数分でススキにキリギリスを作ってくれました、写真がそれです。僕のようにキャリアの無い人間からすると、Sサンのように中学や高校を出て料理世界に入り修業をされて来た方々は遥か遠くの大先輩です。でもSサンは、いつも僕の使い分けてる塩の名前や特徴をメモしたり、こちらが勝手に話してるハーブの種類や用途の話しを楽しみながら聞いてくれます。昨日聞いたら、厨房脇の外にご自分でこしらえた畑には前に話したローズマリーやフェンネル、セージを植えて根付いたので本当嬉しい御様子でした。殊更喜んでいたのは木の芽(山椒)の事でした。僕が木の芽を植えて使ってる話しを聞いたS
サンは、すぐに僕がお願いしてるガーデナーのスコップさんから同じ山椒の苗を入手したのでした。和食ではハーブより木の芽の方が使い道が多いですから。
Sサンは写真のキリギリスの他にも、鶴や亀、伊勢海老なども作れるそうです。和食の道は奧深過ぎる。
昨夜はバタンキュー、今は用有って黒埼。やや眠い、蒸し暑いなぁ…。




(2006-7-12)

蒸し暑さはホドホド。茄子をスラ

今日から始める850円の価格帯のパスタの為に、朝に茄子をカットします。ようやく地物茄子が出来始めました、まだ小ぶりですが。この夏、露地モノ茄子は何だか天候不順の為か、出来るのが遅いのです。ま、これからが本番ですネ!昨日より蒸し暑さは軽め、チーズケーキも焼きました。さぁオープンだ…早い。