bikescafe.jp

(2011-4-12)

ファルファッレとビーフと。

今まで2度、篤意の方々からプライベートの融資(又は投資)があった。 そのどちらも金額にして1000万円ずつ。返済期間も特に設けない、金利も要らない、君の思うように使ってお店を大きくしたら良い、または店舗を増やしたら良い、お金は返せる時に返せば良いよ、バイクス・カフェを大きくして欲しい…と言ってもらった。他にも別口から幾度か楽に500万以上の融資の申し出を頂いて来たが、大変有り難かったが僕は筋金入りの借金嫌い。何よりも自由を望むし、根拠の少ない思い込みだが、それにはどんな優良条件であれ、どなたにも借りを負いたくなかったしで、大きな感謝をしながら丁重にお断りして来た。
でも、何よりも最大の理由はコレだった。大きくしたお店の経営や複数店舗の運営よりも、思ったように好きなように料理がしたかったのだ。自分が幸せでいるには、今のような小さなチームがあれば充分。野心無さ過ぎ小市民。
今日の賄いに、買ってから余り使ってなかったディチェコのファルファッレを思い出し、今日納品されたステーキ肉…ビーフのリブロース…の端タマを細かく刻みオニオンスライスとトマトソースと合わせて、「ファルファッレ&ビーフのトマトソース」を作った。リブロースの甘い脂が溶けたトマトソースと強い食感のファルファッレはビーフに負けずに、相性は強い。まだ御予約ディナーが後にあるのでニンニクは控えめに。
バイクスでは肉を使うパスタメニューは、女性のお客様からのオーダーは少ないので(ハンバーグは別レベル。)余りランチには入れないのだけど、今日スタッフ皆は「このパスタ、甘くて美味しい美味しい」と喜んでいた。
毎日毎日作らねばならない賄いは、時に「なんーも」思い浮かばない時もありで悩ましい日も多いのだけれど、今日みたいな日は純粋に鍋振る幸せを明確に思い起こさせてくれる。
でも…明日の賄いは思い浮かばない(焦)……ウドン?ウドン?




(2011-4-11)

賄い急ぎ足。

ぐあっ、、、しーん、、、ぐあっ…的な御来客の流れだった日曜日のランチ〜ティータイム〜ディナー。ランチの「ぐあっ」の後の「しーん」の合間を逃さずに、賄いのハンバーグ・プレートランチを食べてしまいます。
体力消耗してなんか気が乗らず、ハンバーグにケチャップ掛けてお終いにしました。「ケチャップも意外に美味しいね」と賛成多数。やはりハンバーグが旨ければ、別段ソースは普通で良いのかな…と思った次第です。 明日は朝イチでデミソースに取り掛かる。
この週末も本当にありがとうございました!
月曜日も宜しくお願い致します。




(2011-4-10)

鳥海山とUFOと。

昨日、お客様のN様からたいそうなプレゼントを頂いてしまった。
山形秋田県境の日本海側、海抜0mから一気に2236mにまでそびえる、本土随一のリアス式の山岳であり、大パワースポット、鳥海山の写真集を、だ。
N様はかつて現役時代はトップ・アルピニストや山岳救助隊員として活躍し、故・植村直巳氏のバディ(相棒)だった方だ。北アルプスでの、片足、膝から下がもげそうになった程の滑落事故を機にそれまでの凄まじいアルピニスト生活は引退し、今はファンとしての登山を楽しまれていると云う鳥海山近辺をご出身の大変優しい方だ。
僕が「鳥海山」が大好きな山岳と云うのを知って下さり、先日秋田にお里帰りされた時にわざわざ、この素晴らし過ぎる写真集を僕に…と買ってきて下さったのだ。
昨日は感動で胸が震えた。僕が鳥海山が大好きなのは、ひとえに「良い釣り」が出来た記憶のせいだ。
月光川、日光川、元滝を巡った渓流釣りの旅で、型の良いイワナとヤマメを山ほど釣れたせいで、それらの渓の源である鳥海山への畏敬と愛が出来上がったのである。単純であり不純な動機から大好きになっていたのである。 (良いヤマメやイワナが沢山いるから)と云う感覚は、ほとんど(可愛いコやギャルが沢山いるから)と云うのと余り変わらないのではないか…とも思ってしまう。
さて、Nサンが鳥海山で複数次の体験をされたUFOの体験談は非常に面白い。ファースト・カインドとセカンド・カインド…UFOとの第一種及び第二種接近遭遇…、つまりUFOの飛行及び着陸の痕跡の至近目撃まで果たされているのだが(僕の知って来たUFOの特徴全てその通りだった。)、朝書くには長くなるのでまたにします。
素晴らしい写真集を本当にありがとうございました!