銀メダリストの海。
昨夜深夜に村上に着いて間もなく、スノーボード・ハーフパイプ決勝が始まろうとするところでした。
興奮中の僕は「せっかくだから市内のパブリックビューイングに行かないか」と言いましたら、奥さんに「どうぞー、ドア かぎ閉めとくから」と言われ敗北し、TV前に正座しました。
勿論結果はご存じの通りですね。金メダルが目の前をすり抜けたような気もして少し残念ですが、実に素晴らしい表彰台でした。
さて今日…
また魚介を探しに市内を探索していたのと、歩夢君の御父様の経営する居酒屋さんも…パンク気味に大人気らしい…すぐ近くだと聞いたのと、瀬波温泉のすぐそこなので(久しぶりに行ってみようか)と、『日本海スケートボード・パーク』に向かいました(このミーハー野郎!)。
パークには、在新潟TV各局の中継車両が結集していたので、これはやめておこう…と考え直し、代わりにスケートボード・パークの目の前の日本海を見に行きました。
砂浜は昨日までの雪で白く染まり波高く、正面に粟島の島影、右手に山北と山形の冠雪した山々が続いており、左手の沖には日本海 岩船沖油ガス田海洋基地が見えます。気候は厳しいですが、素晴らしい景色です。夏には観光客で渋滞ばかりのこの海岸線も、真冬の今は観光客は殆んどいず、閉店している土産物屋さんもあります。
15歳の歩夢君が育ったのは新潟 村上市ですが、極めて優れたプロ・スノーボーダーとしての歩夢君が育ったのは、間違い無くこのスケートボード・パークだと言って過言ではないでしょう。
僕はスノーボードに熱中していて大好きだった時は、スケートボードも…ウオロクの駐車場の端や亀田等に行き…練習していましたが、あれは本当に難しい。まずオーリーがちっとも高く上がらない。 しょっちゅう足首を挫いてました(足首が2倍に膨らんで革靴が履けず、通勤が苦痛で会社をサボった事がある)。 歩夢君に限らず、スケートボードの上手い人 尊敬します。
スケートボーダーとしてもプロのショーン・ホワイトは無論、歩夢君のバートン・チームメイトになる「滑るブラッド・ピット」と勝手に名付けているイイ男、ジェレミー・ジョーンズやユシ・オクサネン達もストリート・スケートボードもプロのように上手です。
今後はもはや、フリースタイル・スノーボードで世界と互角に戦うには、バーチカルやストリートのスケートボード経験は欠かせなくなるだろうと思います(実際そうなっている)。
すると、歩夢君の御祖父様や御父様が作り上げてくれたこの日本海スケートボード・パークの存在が、今後も新潟から世界に互するフリースタイル・スノーボード選手を輩出する上で重要なものになるだろうとも考えています。
僕は東京の出身ですが東京以上に、自然豊かな新潟が大好きですし、歩夢君達若い新潟人の活躍が本当に誇らしい。そして奥さんの御家族がいる城下町村上がことさら大好きです(義母の御実家は村上の銘酒『大洋盛』の酒造でもある)。
…と、くどくどと長くなりスミマセン。東京の皆さん、ぜひ村上や新潟に遊びにいらして下さい。本当にいいとこですヨ。
さて、旨い魚介を入手しに行きましょう!。