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(2008-11-7)

最近スカジョが。

僕が好んでよく読むマガジン類に、最近よくスカジョが特集されてます。スカーレット・ヨハンソンがユダヤ系と知ったのは最近です。ヨハンソンて名前からユダヤ系を連想するのは難しい。やっぱりユダヤ人は際立った美人を生み出します。色んな血が入りますから。
そんな「官能の女神」的なスカジョも今や押しも押されぬトップスターですが、数年前までは多くの映画のオーディションで名監督達から「セクシー過ぎる。ダメー。」と落とされて来たそうです。そこで自分への考えを一転。(私が生まれ持ったセクシーさは、どうやっても消せない。それを前面に出して行こう…。)と、メイクを変えファッションを変え、奔放な自分らしい性格を隠さず、またオーディションを受け始めました。
その結果は今皆さんもご存知の通り。彼女は小柄でもやたらグラマラス。普通なら小さくまとめようとするところを。彼女は違った。
短所を補う努力より長所を伸ばす努力をした方が成功に近い、という具体的なケースだなぁと思います。
ハイ、スミマセン、世の男のご多分に漏れず、スカジョ好きです。




(2008-11-6)

切り過ぎぃ!

昨日は、オバマの勝利演説を見て(泣いて)、自分用賄いを作って出掛けたのですが、スープパスタにしました。チキンスープベース、かなり旨いです。
で、昨夜は髪を切り過ぎました!調子良くバリバリとカットしてたら短くしすぎてもうた!生え際がヘン!朝になってトホホ…。




(2008-11-6)

正しい力。

素晴らしい勝利演説だった、本当に素晴らしい…。未聴の方には是非聴いて頂きたい。歴史に残る感動的な演説だった。シカゴでのオバマ新大統領の勝利演説を聴きながら涙を流していたグラント公園のアメリカ人(肌の色の別は無かった。)と同じように、僕も泣いた(たまたまでも今日が休みで本当に良かった。アメリカの大統領演説を聴いて涙したのは生まれて初めて。)。これはオバマの勝利というよりも、アメリカ人の希望の勝利なのだと理解した。
諸手を挙げて認めるのは悔しいが、アメリカというのは本当に強力な、パワフルな国だ。到底日本が敵う国じゃない。正しくない力、正しくない勢力が覇を握ってしばらくいると、必ず正しい力が台頭してくる。普通のアメリカ人達がそれを強く望むから。そして完全に進むべき方向を一つにまとめる。このダイナミクスさは諸外国には無い。
東京の親友マンちゃんの御父様(故人)は、日本人で初めてバンク・オブ・アメリカ(通称バンカメ)の社員に採用された人だった。WW2当時…陸軍中野学校で複数語学と諜報活動を訓練された御父様は南方戦線で諜報部隊としてアメリカと戦い、終戦をフィリピンにあったアメリカ管理の日本兵捕虜収容所で迎えた。南方戦線で暗号解読及び現地での情報収集と分析をしていた御父様は、完璧な英語でアメリカ兵に対し捕虜兵の権利や保護を訴えた為、即座に彼らの尊敬を得て、捕虜兵の通訳や代表を努める、かなり自由度の高い地位をもらった。
戦争が終わり、敗戦した日本に帰国。何の仕事も無く、ある日、銀座を歩いていたそうだ(仕事を探していたのかも知れない。)。その日、たまたまバンカメ日本支店(占領軍と共に進出して来た。)の前を通った御父様は、行内でアメリカ人社員に英語でドヤしつけられて(彼らは大体こういう場合、現地の人を「ネイティブ!」と呼ぶ。)泣きそうに困っていた、預金に来た日本人の老婦人を見掛けて殆んど母国語と言って良い英語で割って入り助けてあげたそうだ。アメリカ人支店長がすぐにやって来て、その場で御父様の採用が決まった。
長年、バンカメ勤務をした御父様は退職後、一人で翻訳会社を設立。今はマンちゃんが社長をしている。彼は最高に性格が良い。順調に売上を伸ばし、日本の超の付く優良企業数社の(勿論1部上場の。)複雑な翻訳(軽く15ヶ国語以上。)と印刷をこなす(近年、翻訳だけでは仕事は無い。翻訳-レイアウト-印刷までをこなす必要がある。とても複雑な複雑な専用のソフトを使いこなさなければならない。個人でPCを5台使っている。前に1台くれた。そのソフトを導入した時、彼は「気が狂いそうだ。もう狂ってるかもしれないよ…。」と言っていた。)。新宿のド真ん中に数億した4階建ての白いビルのような新居を建て、レクサスとクラウンを乗り継ぐ。彼の英語の成績は酷かった(笑)。翻訳業はマネージメント能力がモノを云う。バイクスオープン時、まさに壁のような巨大な花輪と御祝儀を送ってくれた。いつも僕にきれいな部屋もくれる。
さて、僕らが高3の時のある日。御父様のオフィスは僕らの高校の近くだったので、部活が早く終わった日や試験休みの午後はマンちゃんと一緒に良くオフィスに行って、黒い革の長いソファに座り遊ばせてもらっていた。そこには本当に限りない英語の百科事典や写真集や資料が蔵書されていて、読めなくても僕はそれを読むのが好きだった。
あれは当時の中曽根元首相が、アメリカの黒人と白人の関係を評し、今のアメリカは「悪貨が良貨を駆逐している。だからアメリカは弱く、日本は強くなった。」と言って物議を醸した時だった。約1年後にアメリカに行きたいと思っていた僕は御父様に、「ナカソネはああ言いましたけど、あれって本当の事ですか?。」と尋ねた。アメリカに強い理想や楽しみを持っていたけど、アメリカの事実は良く知らなかったからだ。
すると御父様は「…ふふふ。」と眼鏡の奥の目は笑わずに頬だけ上げて笑った後、眼鏡を外してから「あいつはアメリカ人と殺し合いはしておらん。」と言った。次の言葉は当時の僕にはショックだった。「日本はアメリカには絶対勝てん。アメリカは国家の危機には人種の違いも無く強く一つになるんだよ。だが、日本はそうならん。」と。17の僕はそんな意見に少し怒った気持ちになって、「絶対勝てないんですか。どうしてですか。」と訊いた。次の言葉には逆にスッポ抜けた。「なぜか?、体力が違う、身体が違う。日本人がもうダメだと倒れそうな時でも、彼らはまだまだ体力が残ってるんだよ。まだまだ戦えるんだ。その体力たるや…物凄い。」と言ったのだ。
あれから時間を経てみると、あの言葉は真実だったんだ…と心から理解出来る。戦争(または戦闘。)に関わらず、ビジネスやスポーツであれ何かしらアメリカ国内で奮闘した一線の方々は同内容の事を言っていた。「体力の違い。団結した時の強さ。」を。
今日、オバマ新大統領とシカゴ・グラント公園のアメリカ人達を見てあれをまざまざと思い出し、それを見せ付けられ、アメリカが新たな時代に乗り出した瞬間を見た。肌の色は関係無い。アメリカは政府としては問題だらけだ。新しい政策だって順調には行かないだろう。だが、アメリカはさらに強くなるだろう。
あんな人材を持てる国民は、やはり幸せだと思う。
新しい時代がやって来る。明日から僕も頑張ろう。