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旧友は青春の薫り。ランチも終わりかけの2時半過ぎ、ある男の人が店内に入って来ました。オフクロの驚いた「エッ!エーッ!」という声が聞こえます。(誰だろう?)と厨房から向こうを見れば、タナカさんです。「ランチに来たよー!」と僕らの驚いてるのを楽しんでるように笑っています。一歳年上のタナカさんは僕の旧友、忘れる事の無い心の友です。僕らはもう一人の友人と3人して、一緒に新潟に転勤して来ました。3人一緒に同じ新築アパートを会社に借り上げ寮にしてもらい、タナカさんはサービスマン、僕は営業マンと部署は違いましたが日々寝食を共にし、特にタナカさんとは週末も一緒に外出して遊びました。お互いガールフレンドを東京に残していたので、二人でどちらかの車に乗り込み、真夏も真冬も金曜夜の関越をブッ飛ばして多摩市まで帰ったのです。着いた晩はタナカさんはウチで寝て、朝からはそれぞれ別行動。そして日曜夜にまたウチで合流して新潟に帰る…という週末を月1度していたのです。お互いがそれぞれガールフレン |
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星の夜の白鳥達。ついこないだが夏だったのに、もう頭上を飛んで行く早朝の白鳥の鳴き声で起こされる季節になっています。昨夜は星のくっきりと輝く夜でした。こういう夜は、白鳥達がよく鳴くように思います。この3年、冬の毎夜、農道の十字路に立ち佐潟の方に耳を向けてきましたが、海鳴りのひどい荒れた夜などよりも星が強く輝く夜のほうが白鳥達が昼間のように騒ぎ続けているようです。理由は知らないのですが。今はまだ佐潟に向かっている仲間達に自分達の場所を知らせて呼んでいるのかなぁ、と思います。彼らはよく「クワッ、クワッ」とか「プァッ、プァッ」と鳴きますが、時折「パピポペパピ、ククッ、ピポパピ」 と話してるような声も聞こえます。僕にはこれがR2-D2(スターウォーズの小さいロボット)の声のようで、これが星の夜に聞こえるとスターウォーズ的な時間を妄想してしまいます。あー、今日も良い天気だ。 |
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腰に来る夜。終わらない、一向に終わらない。10時を過ぎてからデミソースをやったりトマトソースを煮込んだり、カレーの最後のルー入れをしてから容器に仕舞ったり…これらが遅々として進まない。そりゃそうだ、ソース作りがササツと終わるなら料理はもっと簡単だ…などとグチりつつ、一人暗い厨房で黙々とグルグルと鍋をかき混ぜたりアクを取ったり。さすがに腰に来てる、外は星の降る夜だのに。12時、ようやく片付きました。でも今からラン〜飯〜お風呂を片付けないと。Oh!ワラNight! |
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