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(2014-9-18)

うす暗い杉林の中へと。

昨夜の真夜中に徘徊していた場所へ、昼間再びお邪魔しました。
今日は以前から「ハイキングしたい」と言っていた奥さんのお供もあるので、いつもの熊追いはしない約束で、奥さんは車から降りない約束でちょっとだけ熊痕チェックをしました。
枝を折られ実を食べられている栗の木を数本確認しながら、昼なお暗い杉林の中に特異な1本を見つけ、近くへ。今日はメットも鉈もバックパックも装備してないので、歩きながら「パンパンパン!!」と大きな音で手を叩きます。
写真がその杉ですが、熊に良く皮を剥がれてる。
顔を近づけて良く観察すると、皮の中にアリかハチがいたようだ。 それ食べる為にきれいに皮剥ぎしたようだな…と推測しました。
どちらにせよ、この杉は枯れるだけだろう。
もしかしたらこの杉はサインポストで、近くに冬眠穴があるのかもしれないな、と思いながら次のポイントへ。




(2014-9-17)

ベア・カントリーへようこそ!

日本人の長所でもあり短所でもある特質 「喉元過ぎれば」。
先週、この山で地元のSさんに「栗の木にかなり熊が来てますね」と話した時には、夏に撤去されてからは見掛けなくなっていた熊注意!の看板が、今週はまた沢山設置されていた。あれからSさんが市役所に掛け合ったのかも知れない。
実は昨夜は夜中にこの山に入った。 新潟市では望めぬ、ひしめく程に輝く凄い星空と対称的に、真夜中の山は完全な闇の世界。
昨夜は「ライトセンサス」と云う、林道を走りながら車の照明で光る熊の眼の光を探し、熊がいないかを探る探査を独りしていた。所々で車からLEDライトで木々の間や薮を照らし、いないか見つめる。熊が来ている栗の木が照らせるようにエクストレイルを置きエンジンを切り、車内でほっともっとのハンバーグ弁当を食べながら熊が出ないか待つ。 独り深まる自分の狂気に笑ってしまった。
残念ながらまた熊は出て来ない。この山のかしこにいる事は確かなのに。
星を見上げる為に、車内から1歩でも外に出ると物凄い恐怖感に包まれる。
この暗闇の中で音を消し去り接近して来る、漆黒の熊が近くにいたら…と思うと、締め付けられるような怖さの圧迫感がある。
夜中の熊探索は、車内か木の上からに限る。
早々と車内に退散した。
ともかく、今週もベア・ントリーにやって来れた。




(2014-9-16)

蜂の巣とって。

昨日は本当に疲れた。
「お店が忙しかったんだね」、と言われたら、「いやいや、そうじゃないんですよ」と言ったら嘘になる程度の忙しさではありましたが、疲れの主因は「蜂の巣とり」のせいです。
昨日もテラスはワンちゃんのお客様で賑やかでした。 その中のお一人のお客様にスタッフが「その木の中にハチが巣を作ってますね。大きくならない内に取った方が良いですよ」と教えて頂きました。
ランチが終わりすぐ確認に行ったら、確かに…拳2個分サイズのアシナガバチの巣が、テラスの前面のエメラルドグリーン樹の中に隠れています。沢山アシナガバチがとり着いてます。
賄いを食べながら(どうやって除去しようか)思案し、まずネットでも「蜂の巣駆除」を確認し、結局 「刺されない装備をして巣を除き、袋に入れる」…しかないと分かり、首まで隠れるニットキャップ、厚手のダウンジャケット、ゴーグル、マスク、手袋で極力全身を隠して挑みました。
巣の付いた枝とその幹を枝切り鋏で「ガッチリ」と切りますと、下に墜ちた巣から沢山ハチが飛び立ちました。一部はこちらに向かって来ましたが、殆んどはどこかに飛び去りました。
最後まで女王蜂らしき個体が巣に着いていたので、これを叩きます。 これでハチの群れは烏合の衆になるはず。 巣をビニール袋に回収し、付近を箒して一件落着。 ただ、疲れましたが。
巣には、白い幼虫がいっぱい。 栄養価が高そうです。確かに、これを熊が狙うんだな…と思い、ビニール袋の中の巣を(熊のように壊してみよう、割ってみよう)と試してみましたが、巣は頑丈で手では割れませんでした。
改めて熊の力強さを学べました。疲れましたが。
その後に着替えて少し休憩し、いよいよ連休最後ののディナーに臨んだと云う訳です。
この連休も、本当にありがとうございました!