bikescafe.jp

(2006-10-14)

白い陽射し。

最近ではもっとも強い陽射しの朝です。今朝方、夢うつつですが白鳥達の声を聞こえました。稚内は大沼を中継の休息地とした第一陣がいよいよ来たかな。自転車乗るのに最適だろう天気です。




(2006-10-13)

ブルー&グ

B&G、笹川財団。少し気温は高め、爽やかな風渡る朝です。今朝は込み入った仕込みは後回しにして、各種野菜のカットしか出来ません。折りを見てカレーを作らないとならん。しかし外は最高の天候です。ハンモックで寝たいなぁ(有ればの話デス)…。




(2006-10-13)

ストール。

あれは今週月曜の夜だった。3連休の中日の夜、不足している牛乳や卵をいつものスーパーに買い出しに行く道。松野尾から内野に入り掛けたある瞬間、エンジンが何の音も無く静かに止まった。油圧とバッテリーの警告ランプが点きハンドルは途端に重くなり、惰性だけでゆっくり走っている内に路肩に寄せる。初めての経験で動揺。これがストール〜立ち往生か。とりあえず一度エンジンを完全に止めてから再スタート。無事に掛かってくれた、今の内にスーパーまで何とか走ろう。そうしたら次はスーパーの駐車場で再び停止。偶然にも惰性でスペース内に入れた。さっきと今といい、道路や駐車場、しかも夜で空いてる時間で良かった。あれが(踏み切りの上だったら…)と思ってゾッとする。幸運にも帰り道は何事も無く帰宅。ただアイドリングが低くなるにつれビビり音が出て針の動きが細かく不安定なのが不安にさせる。部屋で車種別の定番トラブル解決事典を引っ張り出す。エンジン停止…ラムダセンサー異常、アイドルバルブ異常、エアフロメーター異常、アクセ
ルワークセンサー異常のどれか、または複数発生が考えられる…とある。修理交換予算はどれか一つだけでも5万円以上…。それを読んだなり、ささやかなお楽しみ計画の夢がガラガラと崩れる。コッヘルやマグカップを揃えたいな、ガスボンベで点くランタンは絶対欲しいな、オークリーかスミスの顔面密着系のサングラスフレームに眼鏡レンズを入れてみたいな…全てオジャンで無理そうだ。お店の休み、予約していたベテランメカニックお二人がやっているガレージに朝に車を走らせる。わざわざBOSHのサービスマンにコンピューターを持参で来てもらっていた。メカニックマイスターにあの夜の出来事を話し、コンピューターを車につなぐ。いろいろなデータや起こった事を、車がコンピューター画面を通して喋り出す。異常経歴でイモビライザー(キーの認証システム)だけが記録されている。マイスター二人が言う、「そんなんじゃエンジンは止まらねぇ。どこか違う場所があるはずだ。画面を各センサーモニターに切り換えてくれ。」。ところがモニターでは特
別な異常、どこか停止してる場所とかは見つからない。二人して「ウーン…なぜだ。」と考えている。マイスターのNサンが言う、「エンジンスピードを出してくれ。」。BOSHサービスマンがエンジン回転数モニターを表示させる。エンジンは今無事に回転している、が、ほんの少しグラフの振れ幅が見れる。BOSHマンは「特に異常は出ないみたいですね、どうしてかなぁ。」と話した。しばらくモニターを見ていた二人が声を揃えた、「アイドルバルブだ!」。すぐに一人がエンジンへの吸気管手前に装着されているアイドルバルブを外す。本来シルバーの板が見えてないといけないのが、カーボンスラッジ(炭化したスス)で真っ黒になっている、そして本当ならパタンパタンとスムースに開閉して吸気をコントロールするバルブを半ば固着させていたのだ。「やっぱりそうだ。コレそのものにはセンサーは付いて無いからね、モニターには出ないさ。コイツの動きが悪いから回転が低くなった時にバルブが閉じっぱなしになって、吸気が出来なくなったんだ
よ。そうするとエンジンは止まるんだ。上手くきれいになれば、新品を買わなくても済むぞ。」とクリーナーやエアを吹き付けて内部のスラッジを吹き飛ばしながら教えてくれた。クリーニングの終わったバルブがスムースに動くようになったのを確認して、再装着する。マイスターが運転席に乗り込みアクセルを強く踏む。バルブの動く「パタッ、パタッ」という音も微かに響く。なのに針が1千回転より下に落ちてからの落ち着き方が「気に入らない。」とNサンは何度もアクセルを踏む。ガレージ内で6千を回ると、凄い音がする。「今まで、どこかイジった?」と聞くので、「プラグをノーマルからイリジウム(変えるだけでトルクと馬力が上がる)に変えました。」と答えると「それだよ、イリジウムは最初はいいんだが、しばらくすると能力が落ちるんだ。そして発火にムラが出る。結果エンジンにダメージを与える事がある。むしろ変えない方がいい。長期の性能なら絶対に純正だ。」とハッキリと言われる。すぐに純正への交換をお願いしました。
イリジウムは1本2400円×4本だったのが純正なら1本900円×4本。そっちの方が良いなんて、素人考えじゃ及ばない、さすがだ。当日の納品を待って、午後に変えてもらう。再度アクセルを踏んで、針の落ち着き方を確認したマイスターが「これだよ、この落ち方が本当だ。しばらくこれで走ってみて。それでまた止まったらアイドルバルブを交換しよう。」と心強く言ってくれた。それからは以前のようにスムースに走ってくれる。部品は新しいプラグ4本だけだったので、総費用も恐れてた予算の3分の1で済んだ。夕方までかかったけど、ここを頼って本当に良かった、ありがとうございました…と感じ入る水曜日。車って、無事に走ってる時は最高だけど、メカトラブルに会うと気がとても重くなる。大切にしてあげよう…としみじみと思った休日でした。