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(2010-9-12)

未発見。

賄い向けに買った唐揚げ用の鶏肉が、冷蔵庫か冷凍庫かのどこかで行方知れずになってしまい、未だ見つけられずで何かモヤモヤした日曜の朝。 しょうがぁない。肉は後で考えるとして…と、先に豊富なゴーヤをカットしておきます。 雲掛かる角田山。どこに隠した かしわ肉。




(2010-9-11)

不活用魚、カナガシラを活用する。

これをお読みの東京の方でなくても、「カナガシラ」と聞いてピンと来る方はかなり少ないと思います。ウチのスタッフは誰も知りませんでした。 スズキ系カサゴ目ホウボウ科の魚、カナガシラ。 簡単に例えたら「小型のホウボウ」と言えば良いかと思います。地方により違いますが、カナガシラは新潟県では「不活用魚」と呼ばれます。トゲが多くて扱いづらい…と考えられていて、身は美味なのですが棄てられてしまう魚です。
以前、僕はカナガシラを3枚にしてパン粉着けてフライにしたら大変美味でしたが、大きく見えても3枚におろすと身は小さくなるし、余りにトゲが大変で(面倒な魚だなぁ)と思っていました。
ですが今、カナガシラの旬。
不活用魚だから安値だし沢山あるし賄いに向いてる。だから今日は「カナガシラのアクアパッツァ」を作りました。アクアパッツァは本当は塩湯で作りますから、今日はトマトソースを加えたので実際は「カナガシラのブイヤベース」に近いのかもしれません。ご家庭でも安いし簡単だしお薦めと思います。全国的にはカナガシラは「煮付け」にするようですが、美味しいんですがこれだと若い方向けには地味だし洒落感が無い。
だから今日はカナガシラをイタリアンにしました。キッチンのシンクにカナガシラを置いたら、包丁で鱗を弾きます。お腹を頭の真下まで切り開いたらワタとエラを一緒に抜きます。1尾やって慣れたら後は1尾3分もあれば出来ます。エラの辺りを押さえればトゲも恐くありません。
捌いたカナガシラはキッチンペーパーで水気を取り、強めに塩胡椒。
フライパンにオリーブオイル、ニンニクみじん(スライスでも可)、トウガラシ数本を入れてカナガシラを最初にパリッと焼きます。後はそこに水(トマトソースでも美味。どちらにしても魚の身の半分も浸かれば充分。)を加え、一緒にお好きな野菜数種、お好きなハーブでも入れて鍋を見て揺らしながら数分茹でて完成です。途中で味の決めに、もう一度塩胡椒はお忘れ無く。最初に一度焼くのですぐに火は入ります。だけど野菜にダシの味を入れたいし、野菜のダシも出したいので魚に火が入っても数分火を入れます。
フライパン返しでお皿に静かに置いて、オリーブオイルを軽くかけて完成…ってとこでしょうか。これを読んでる以上にすぐ終わります。
淡白白身の美味な安いカナガシラを活用しないなんてもったいない。
今日はそれに素のパスタとサラダとバゲットスライスを1プレートにした賄いにしました。
使った野菜はマダム・山口のベネツィア土産のドライMIXマッシュルームと玉葱スライス。使ったハーブはダンサー綾子サンのベルリン土産のディルのドライ・ハーブ。お薦め野菜はポテトやミニトマト。本来はそれらをアクアパッツァに使用します。
さて評価は…
思ってた以上に皆喜んでいました。パスタと絡めて「美味しい美味しい」って。この賄いは薫サンへの料理の教材でもあります。新潟の女性は魚をきれいに食べる。19の愛チャンですら、頭と背骨が一本残ってるだけの皿の最後でした。
仕上げにマスク・メロンのアイスを一口だけ。
美味い飯、美味いドルチェ。




(2010-9-11)

キラキラ・フルーツ。

「食べ頃 9月12日」と印刷された紙がこのメロンに貼ってありました。今日明日が食べ頃のようです。今からアイスに作り替えます。
さて、ご予約もあるし頑張って行きましょう。