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(2007-12-14)

甘酸っぱい。

ノってアガリたいならマライアキャリーの「オールIウォントフォーX'masイズU」だと思いますが、メロウに聴くならワム!の「ラストクリスマス」と山下達郎サンの「X'masイブ」に決まりです。どちらも「去年のX'mas、僕は君に気持ちをあげたのに、次の日に君は放り投げたんだ…」とか「きっと君は来ない、一人きりのX'masイブ…」と、男のメメシイ気持ち(本質的に男のメンタルは弱い。)の曲ですが、これが沁みる。朝1、甘酸っぱいラズベリーのソースを煮込みながら流す甘酸っぱいこれらの曲、口ずさまない筈ありません。




(2007-12-14)

降り注ぐスワン。

ランチを終えて、ディナーの始まる前に赤塚の農家サンにまでチョッと変わった野菜を買いに行きました。まずは金色の人参、きんび。紫色した辛し大根。鮮やかな紫色のカリフラワー、パープルカリフラワー。佐潟、赤塚。ここではカラスの数より白鳥の方が多いのです。野菜を持った僕の頭上の至近距離から、無数の白鳥達の鳴き声が響きます。(ウワッ)と見上げれば、まさに目の前の佐潟に帰宅着水寸前の白鳥大編隊が僕に降り注ぐように高度を下げて来ました。近くで見る白鳥は大きな鳥です、至近距離では少し脅威を感じる程に。激しく強い向かい風にフラフラ揺られながらも、彼らは日本の別宅に帰宅します。
ディナー後、ベリー類農家の阿部サンに今朝サンプル納品してもらったブラックベリーとラズベリーを肉のソースにするべく試行錯誤。先月、リストランテヒロさんで「蝦夷仔鹿のロースト、ハイビスカスソース」を頂いた時に(これは美味いなぁ!)と感じました。鹿肉とは言え、この肉は全く癖も堅さも無く柔らかく食べ易い。高級牛肉と言われたら、疑わずに食べただろうな。ハイビスカスソースなんて始めてだったし、味もベリー系に感じたので「ベリーのソースですか?」と料理長に尋ねた位だ(そう思ったデショ?エツジさんニヤリ)。つまり…僕の焼くローストビーフに阿部サン自慢のベリー類を頂いてそれをソースに出来たなら、二つはちゃんとマッチするはずだ(一般的にベリー系ソースは、ジビエ料理やゲーム料理と言われる野生動物や野生鳥類の肉料理に合わせるソースとされている)。ただ…僕はベリー系ソースを作った事が無い。フランス料理ソースの教科書はあるから、それに基づいて作ってみよう…と。今夜真夜中までソ
ースレシピを片手に厨房をブラックベリーの甘い香りに満たして、ソースパンを揺すっていた訳です。最初にしては上手く行ったかな。手元に有った和牛モモのローストビーフに合わせたところいつもよりフレッシュな味、感覚になりました。キャンドルディナーで用いるビーフは黒毛和牛のサーロイン。早速今日ローストして食べましたが、頬が緩む旨味甘味。普通ローストビーフにする場所じゃない、美味過ぎる、脂さえ甘い。モモとは味のレベルが違う。明日はブラックベリーより鮮やかに赤いラズベリーでソースを作ってみよう。来週の木曜日までにモノに出来るよう努力しよう。また真夜中かなぁ…。
では、おやすみなさい!




(2007-12-13)

3、2、1

3軒の農家、2軒のDIY店、1軒の薬局、1軒の商社。昨夜朝方から寝たので、昼から周りました。全てはキャンドルディナーに集約させる為。途中、車の中からリストランテHiRoのドルチェシェフのSサンにキャンドルディナーに入れるドルチェのあるレシピを教えてもらう。有難い事に24日夜のテーブルは全てリザベーションに。御家族の、御夫妻の、お二人の、御友人同士の特別な一夜をより素晴らしいものにする為に、雑念は失せ、静かに何かが燃え始めました。