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(2013-3-23)

5歳のショーン君と「女々しくて」を歌う。

先日の夜、ハーフの5歳のショーン君と歌いました。
イギリス人のパパと日本人のママは金爆は良くご存知無く、ヤンチャなショーン君だけは「女々しくて」が好きで歌えるそうで、僕が金爆Myベストの中から「女々しくて」を流したらすぐに口ずさみ始め、一緒に歌いました。
ディナー後、大学の先生でもあるショーン君のパパに「鬼龍院翔がアメリカ人かイギリス人で英語で歌ってあちらで活動していたなら、世界は驚愕しますよ」と話したら、目をパチクリさせて少し驚かれていましたが。バカに思われますが本気です。あの曲のクオリティ、世界基準でも並みじゃない。
ショーン君は帰る最後まで口ずさんでいました。
0歳の時から知ってますが、かわいい坊やです。




(2013-3-22)

ジュウジュウ、モウモウ。

今日の仕込みは骨折りな「肉もの」が多くて、お客様は少なかったのに反比例して疲れました。カレー煮込み、豚の低温ハーブロースト、スープの鶏ガラ焼き… お客様のオーダーも網脂ハンバーグ、ステーキ、牡蠣カレーが多くて、やはり熱い厨房となりました。
まぁそれでも今日のハーブローストは最高の出来になりそうな仕上がり。明日からまた喜んで頂けると良いな、と思います。
今日もありがとうございました、週末も宜しくお願い致します!




(2013-3-22)

もう金曜日!

先々週に続いて2度目の「村上市の町屋の雛人形祭り」見学をしました。 今日の会場は鮭加工製品の老舗名店の「吉っ川」様だけ。村上の育ちながら、村上市の雛祭りをまだ見た事が無かった奥さんと今回は一緒です。 吉っ川様の雛人形が他のお店のものと特に違うのが、複数のきらびやかな立派な雛段(ここまでは同様)のある居間の前の土間から奥廊下の先まで、天井から一面に連なり干してある圧巻の塩引き鮭、鮭、鮭の光景。きれいな雛人形も大変な見物ですが、殆んどの見学者が頭上に広がるその塩引き鮭の森に圧倒されています。
前回と違い今日はお店のスタッフの村上美人さんが「ぜひどうぞお聞き下さい」と塩引き鮭の説明に着いて下さいました。
鱒釣り師及び料理人間及び塩引き鮭製作経験者として訊ねて分かった大切なポイントは…
吉っ川様で使用する鮭は三面川及びその河口で漁獲される「白鮭」。それも身の良い雄のみ。さすがです。僕は腹子の抜かれた村上の雌鮭で作りました。
酒浸り用に使う鮭は三面川に遡上した鮭(締まった身が目的)。
それ以外に用いる塩引き鮭は三面川遡上前の海で漁獲される鮭(脂のあるまだ厚い身が目的)。
吉っ川様は戦後まで作り酒屋だった事、現在も甘酒と鮭を浸ける麹作りの為に冬に麹を作る事。町屋作り特有の長い廊下を通る寒風及び室内の適度な湿度が塩引き鮭に最適である事。
村上の塩引き鮭には村上特有の流儀があり、頭が下、尾が上、割き腹は途中で1つ繋ぐ。武家社会の縁起担ぎから「首吊り」「切腹」流儀を鮭でも避けた為。重い頭が下にある為、鮭の体がピシッと延びる事。僕が作った塩引き鮭は北海道の流儀で「頭が上、割き腹は1本」で効率重視です(乾燥が早い、紐でエラを通す方が吊るし易い)。
吉っ川様では約4ヶ月吊るす事……
などでした。
本当はもっと訊きたい事もありますが他の見学者もいらしたので、手早く切り上げました。ですが、質問がちょっと他の方と違ったようで去り際にお声を掛けられ「どちらで塩引き鮭をお作りの方ですか」と訊かれましたので、西蒲区にあるテラスの屋根下で作って大変美味しかった旨を告白しました。そして今日の話で旨い塩引き鮭作りのポイントが幾つか「ピーン!」と来たので「次の冬はもっと上手く出来そう」な旨、ありがたいお話でしたとお礼を言い、2点ばかり商品を求めてお店を失礼しました。
雌であれだけ美味しかったのだから、雄ならどれほどの美味なのか…。
吉っ川様の塩引き鮭は最高級。1本1万1千は下らないようです。その価値がある事を理解出来る貴重なお話を拝聴しました。次の冬は秘策を用いて何本も作ってみるつもりです。 楽しみです。
さてさて金曜日
この週末もまた宜しくお願い致します!金爆最高!