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(2007-12-16)

角田、銀山。

お店のロールカーテンを上げる。(やや、角田山に雪がかかってるや。あ、弥彦も真っ白だー。)。下界は雪にならず、先程は太陽が射しましたが山の麓より上は昨夜は吹雪いたようです。厳しくも美しい雪化粧。冬だけのシーン。




(2007-12-15)

春のように。

冬の根菜を一種類ずつボイルやソテーする事8種類、数えてない沢山のハーブリーフの葉先だけや変わり野菜をミックスしてお皿に盛り付けます。胡椒を引き、葛湯で溶いたグリエールチーズの温かいソースをそれらにかければ、一足早く春の味。キャンドルディナーコースはこのアンティパストからスタートします。来週のカルパッチョの鮮魚は何にしよう。昨夜は柚子ソースだったけど来週は変えたいなぁ。タイソースにしようかしら…。




(2007-12-15)

GEMINIDS。

12月中旬…この季節の日本海の海風は、どうあっても冷たい。角田浜のその先まで車を走らせて、無人の暗闇の駐車場へパークする。砂浜に平行に車を停めた僕は、冷たく厳しい海風を避けて車の裏側に回って立つ。4駆のリアドアに背中を預け、夜空を見上げる。それでも夜気は冷たい。ロウアルパインのダウンジャケットと、コロンビアのインサレーションパンツを着てきて良かった。松野尾では雲に覆われていた空も、ここでは強い風で吹き飛び満天の星座が煌めいている。寒がりながら星空を見上げ続けて5分。オリオン座を右から左に横切る強い1つの流星が、双子座流星群ショーの始まりだった。思わず声を漏らした。予想極大1時間当たり120。瞬く間にいくつもの流星が流れ始める。星に願いを祈るチャンスは多く続く。今まさに、この地球は小惑星No.3200-ファエトンの残した氷のチリと数ミクロンの鉱石チリの中に突入している。毎年同じ時季に流星が地球に降るんじゃない。毎年同じ時季に地球が軌道交差する宇宙のチリの中に突入するんだ。
貸し切りの、女性グループのお客様のディナーコースとワインの夜を終えて、昨夜は雨雲に邪魔された双子座流星群、ジェミナイズを見る為に角田の海へ。今年最後の国内3大流星群は、しかと2つ見た。残るは…という言い方はおかしいが、新年1月3日の「しぶん儀座流星群」(今は無き星座、壁面四分儀座に由来する。)が見れたなら(今冬の新潟では多分不可能か。)、3大流星群を全て見れた事になる。他にも多くあるいろいろな流星群が楽しみになると、次の月が楽しみにもなる。地球は宇宙のチリの中を回ってる。終わらない旅を。僕らを乗せて。