雪掻き道具たち。
今日は、冬を迎えている雪国で暮らした事の無い都会暮らしの友人達や知人の皆さんへの便りを書こうと思います(みんなぁ、年賀状まだで本当ごみんなさい涙)。新潟の方には当たり前の事過ぎでつまらない内容と思います、これまたごめんなさい。
バイクスの雪掻き道具類をご紹介します。写真の右側から、スノーダンプ(Lサイズ)〜柄の長い雪除けスコップ〜アルミ角ショベル〜スノースコップです。グローブは指先が冷たくならない寒冷用サーモグローブです。
バイクスの敷地は150坪で買いました。その内建坪が約50坪。パーキングに使う為に雪掻きが必要な坪数は約80坪程だと推測しています。これを効率良く除雪するには最低でもこうした雪掻き道具が必要です。
まずスノーダンプで多い量の雪を大きく早く敷地の外(大体が道路向こう)に押しやります。それから筋で残った雪を柄長のスコップや写真一番左のスノーショベルで集めたり押し出します。スノーダンプとスノーショベルが半透明のオレンジ色なのにお気付きかと思いますが、これは普通のプラスティック製よりも軽くて高い強度のポリカーボネイト製です。プラスティック製の同じ型よりも1000円から数千円高価ですが、3シーズン以上使っても割れずに使えて結局安価です。柄長のスノースコップはこれでは雪を掘ったり持ち上げて捨てたりは、やりにくく向いていませんが、自分が余り動かずに雪を遠くに押し出す時に大変有用です。昨年冬のように屋根に上っての雪降ろし時に効果を発揮します。
アルミの角ショベルは、水分の多くなっている重い雪を放り投げる時や、少し固めの雪氷を崩すのに役立ちます。 地面に強く張り付いた氷を壊す時には土砂作業用の先の尖った鉄ショベルが最適ですが、昨年冬に無くしてしまいましたので写真にはありません。これだけあると最低限の雪掻きが出来ます。
さて、それでも自分の力では片付けられない大雪の朝もあります。そんな時に握るのはショベルでは無くて携帯電話。懇意の土建屋の社長に電話して、重機による除雪をお願いするのです。昨冬は2回重機除雪が行われました。これはタダって訳には行きません。交渉が必要です。「社長おはよーございまーす。もう今日は無理っす。ショベル出して下さいよ」と。社長は「いくらにする?」と言うので、「うーん、今日なんてお客様見えないだろうしなぁ…○千円でお願いします!」または「ウチのイタリア・ワイン1本と僕のお任せパスタ・ランチで」とか「お嬢ちゃん二人の特別ランチを作りまっせー」とか。「よし!、のった。何時くらいに行くっけ」と、このどれかになる訳です。
以前は県の除雪もしてた会社なので、重機除雪も上手なのです(公共の除雪は1回出動で幾ら…なので年々暖冬小雪の最近では出動回数も少なく、だが除雪用重機は小型のものでも500万円以上で除雪以外は使えず、冬以外は無駄になる。暖冬が当たり前の最近は出動も無く不採算がちなので除雪事業はやめた。だから昨年の大雪は本当に異常だった。)。 重機除雪が入っても基本は体です。だから雪掻きには「やる気」の上がる音楽が必須…。欠かせません、iポッドとオンイヤー・ヘッドフォンで耳を温めます。
雪掻きの初めはスキッドロウやモトリー・クルー、サードアイ・ブラインド、G'N'Wのロックで軽快に。徐々に体も熱くなり、疲れて来たらハードコア・ヒップホップをクリックします。Army Of The Pharaos,La Coka Nostra,Vinnie Paz,Ill Bill,Jedi Mind Tricks,Swollen,Immortal Techniqueらが攻撃的モチベーションUPを約束してくれます。会社の敷地を社員皆で雪掻きするような時に、お勤めの方が自分だけヘッドフォンして音楽流してるのは無理な状況だと思いますが、出来たら間違い無く雪掻きのスピードが上がる要素です。
そうは言っても雪掻きなんてしなくて良いならそれが一番良いんですが…。
この週末、積もりませんように…。