bikescafe.jp

(2008-4-21)

A・K・A as

ロードバイク選手達は、レース中に監督車やチームメイト間で名前を呼び合う時、チーム内で間違いようの無いニックネームや個人特有の名称で呼び合う事が多い。大学の自転車部(勿論高校時代から。)から実業団チームにまで入り、ロードレースを戦っていたOサンがゼウスさんと皆に知られているのはその為だ。国際的バンカーの御顔も持つゼウスさんは、フランス勤務時代もフランスのロードバイクチームに参加していた程だ。ツール・ド・フランス観戦の話を聞かせて頂いた時などは、僕がとても興奮した。今は東京を中心に金融業務からコンサルタント業務まで幅広く御活躍されるゼウスさんは、新潟でのお仕事の合間や帰省の度にバイクスに走り寄って下さる。最新スペックの高価なバイクは世田谷に置いて、新潟では昔から大切にされてるバイクを駆って今日は分水町の「おいらん道中」を見物されて来た(新潟市内から分水も遠いなぁ!)。(腹ペコだろう、大盛が必要だな…)、僕は少し塩分を増やしてパスタを作る。満腹感を持って再び
出発してもらえたと思う。角田の山裾に向かって、徐々に陽が傾いて来た。穏やかな春の午後。
遠くからもお越し下さったお客様皆様に感謝を込めて(ありがとうございました!)、おやすみなさい!




(2008-4-20)

桜から銀杏へ。

一昨日から一気に桜の花は散り、緑の新芽が芽吹き始める桜並木。それに並行してバイクス前の銀杏畑、およびテラスの欅に目に柔らかな新緑の葉が芽吹き始めてます。標高の高い角田山腹はまだです。風も無く典型的な穏やかな春日。賄いミートソースパスタを朝の内に仕上げます。




(2008-4-20)

「どうして深刻になる?

「ストーリーは素晴らしいのに、つまらなくなってしまった映画、そういうものをリメイクすべきで、完璧な映画をリメイクする必要は無い、ダイヤルMみたいのはね。むしろリバイバルすべきなんだよ、スティーブン(ソダーバーグ)とはそう話してる。オーシャンと11人の仲間は、オリジナルのストーリーは素晴らしいのに作品には改善の余地があった。だから僕らはオーシャンズ11を作ったんだよ。僕の作品でリメイクすべきは『バットマン&ロビン』だね(苦笑)!」、とジョージ・クルーニーが言ったように、バットマン前シリーズは回を重ねるごとに悪い冗談のようになって行ってしまいました。シュワルツェネガーやユマ・サーマンが出て加速的に。
対するクリストファー・ノーラン監督版の新「バットマン」シリーズは生粋のバットマンファンを唸らせる素晴らしい出来です。人の心の闇を扱う事に長けてるCノーラン監督は「バットマン ビギンズ」で新しく、また確固たるバットマンの世界を作り出しました。NYとシカゴを足して2で割ったようなレトロフューチャーな都市ゴッサムシティ。今夏、USで公開される「バットマン ダークナイト(闇の騎士)」では、そのゴッサムシティにバットマンの宿命の敵ジョーカーが遂に出現します。今冬、睡眠薬のオーバードーズで帰らぬ人となったヒース・レジャー扮するジョーカーすら、今までのジョーカーの中で最高にリアルで不気味です、ジャック・ニコルソン版がお笑いのように見えます。ヒース・レジャーで間に合って良かった。白塗りの顔に、泣いたような目の黒い縁取り、耳元まで粗雑に赤く塗られた大きな唇で「Why so serious?(どうしてそんなに深刻になる?)」と低く聞きながら被害者を手に掛けて行くジョーカーに
、ゲイリィ・オールドマン演じる刑事達では手に負えません。ヒロインにマギー・ギレンホール、地味、地味過ぎる!ゆえにやたらリアル。勿論バットマンはビギンズに続きクリスチャン・ベール。人選すらリアル路線のノーラン監督だからこそ、リアルなバットマンが作れるのでしょう。毎夜見てしまう予告編ですら僕は惚れ込んでます。
USでは「ビギンズ」と「ダークナイト」の途中の話として「バットマン ゴッサムナイト(ゴッサムの騎士)」アニメDVDが出ています。「アニMATRIX」のように映像もクールな大人向けアニメです。日本で「ダークナイト」がいつ公開されるのか知らないのですが、観に行かない理由が見付からない。楽しみです。では、おやすみなさい!