bikescafe.jp

(2014-9-24)

ありがとうございました!

秋分の日が過ぎ、今週も無事に1週間が終わりました。 今週も本当にありがとうございました。今日は沢山の肉料理を作った祝日でした。
そして、その足で先週に引き続き再び夜の村上の山の中へ。ライトセンサスに。
21時を過ぎると熊の活発化行動時間も過ぎるのですが、チャンスが無い訳じゃない。 運が良ければ、栗か柿の木に登っている熊の姿を見れるかもしれない。
ただし、1粒の光も無い山中は物凄く恐いが…。
集落の最後の小さな街灯を過ぎ、小川を渡る橋を渡ると広がる完全な闇。空には天の川と無数の星が輝いていますが、地上はただただ闇。松野尾の夜の田舎道の暗さが、都内の夜の商店街の明るさに思える程、この山の中は闇の中だ。車のライトに浮かび上がる進路、薮、木々の中に熊の姿や青く光る眼を丹念に探します。
熊が来る栗の木は特に丁寧にゆっくり近づき、様子を探ります。林道を狭める両側の薮がエクストレイルの両側面を叩く「サワサワサワ」「バチッ、バチ」と云う音が、熊が出した音じゃないか…と車内でも怯えてしまいます。 この山の熊からしたら、僕の方が狂人でしょうが。
林道で行ける車止めまでゆっくり進み、目を付けている栗の木の下まで。
熊に折られた枝が数本、葉を枯らしながらぶら下がっています。木そのものに、最初の頃より栗の実が少なくなりました。
栗を求めて熊が違う木、違うエリアに移動している可能性が高いな…明日は目を付けている下のエリアを探ってみるか…と考えながら、下り道にも注意しながら闇の中を後にしました。




(2014-9-22)

パパッパっと、パン焼きます




(2014-9-22)

山と秋空。

この爽やかな秋空の下、新潟各地の山の中ではクマたちが今日も栗や柿の実を美味しく食べてるのだな…と思うと、改めて秋の到来が染み入ります。
山は確かにブナの実は凶作ですが、僕が見る限り栗や柿は並作か豊作。 熊が飢餓に陥るような状況には思えませんし、増え続ける熊の状況を思うと今年はブナの凶作が人間にプラスに働くかもと考えます。
熊やイタチの食肉目の動物は6〜7月に交尾し、着床が決まるのは11月。その間4ヶ月の栄養摂取状態により、雌熊の妊娠が変わります。 栄養状態が良ければ1年おきに、冬眠しながら2頭の子熊を産み育てる。その上親子熊は人里近くで余り移動せず通年生きるのが最近の熊事情ですから、ベアカントリーで暮らす地元の人達の生活を思えば、今年くらい熊が増え難い年があった方が人の生活と自然のバランスが取れるだろうに、と思います。
とは言っても栗や柿の採食状況で、今冬も順調にクマ増えました、なんて言えば来春も熊の出没目撃は多くなるでしょうから今はどちらか分かりません。
多分栄養状態は良く行くでしょう。
秋の豊かな恵みは、人間にとってのものだけではありませんネ!