Gigi。
バイクスの女の子達がみんな「ア、それ見たかった-」と口を揃えて言う映画がHe's Not Just Into You…「そんな彼なら捨てちゃえば?」です。
いいラブコメです、本当笑っちゃう。
ジェニファー・アニストン、ジェニファー・コネリー、ジニファー・グッドウィン、スカヨハ、ドリュー・バリモア、ブラッドリー・クーパー、ベン・アフレック、ジャスティン・ロングケヴィン・コノリーの皆が主演の群像劇ですが、ややメインはジニー・グッドウィン演じるジジ。
最初見た時は(わ、若いのにオバサン顔だなぁ…)と思いましたが、物語が進むに連れ、性格の良いジジのただただ真面目にまだ出会えない恋人との出会いを探す一生懸命な姿に(あぁ、ジジって可愛いいなぁ…)と感じるようになって行きます。まぁ編集もユーモア効いててオシャレっすわ。ソファで彼女の肩に腕を置いて一緒に見たいですが、これまた遠き夢っすわ(夢)。
「ラブコメ」とは、既に日本ではほぼ絶滅した映画種です。僕らが日本で見る事が出来るのは、「余命僅かなティーンエイジャー(か若い人)の恋人と過ごす二人の最期の時間」や「共学の高校生の男女の初恋物語」(男子校卒の不モテの自分のジェラシーやや混じる)などの恋愛モノばかりです。これらに「コメディ」の要素は見当たりませんし、精神年齢18才以上だと…Wooops。
思えば「ラブコメ」は、大人の人生を見返せる余裕や生活の質そのものの高さが無ければ作れないジャンルです。考えてみたら僕も20代の頃は全く興味の無いジャンルでした。楽しめるようになったのはこの10年です。
そうしたら日本にはこういうのは皆無と言う事に気付いて来ました。だからオール日本人キャストでわざわざアメリカで撮影して「サイドウェイ」をリメイクするような事になったのかも知れません(多分に日本人の作家や脚本家は、笑えて軽くてラストに幸せ感を覚えられる良質なラブコメの脚本が書けないのでしょう)。
悲観してません。つまり「ラブコメ」というジャンルは…欧米に任せておけば良いんだろうな…、と思っています。
でも大丈夫、日本にはJホラーがあります。これならハリウッドに招聘される監督もいますから。Only Jホラー!
NEWの素敵なラブコメをお探しなら「そんな彼なら捨てちゃえば」でキマリです!
今週末も大変ありがとうございました。
また明日から宜しくお願い致します、おやすみなさい…