bikescafe.jp

(2007-8-24)

鈴虫の夜ラン。

お盆の反動?全体に静か目な金曜でした。だからですが、某コーヒー商社サンと「レインフォレストアライアンスコーヒー」(NPO熱帯雨林同盟認証コーヒー)の導入打ち合わせや、塩商社サン専売のイタリアの伝統的手作りジャムの納品や次に仕入れたい変わったジャムの打ち合わせが出来ました。お盆は終わったのだ、秋に向けて料理以外の何か変わった事がしたいのですネ。こういう商社サン達は、バイクスの商売規模なんて小さいのは承知の上で各担当サンが「これは全然知られてないけどマジ良いんです!だからバイクスさん、話を聞いてくれ!」とバイクスをピックアップして持って来てくれます。それがマルドンだったりバリココナッツシュガーだったり、レインフォレストアライアンスコーヒーだったり。商売規模だけなら街中のお店回った方が絶対効率が良いんです。でも担当サンの、一人の、仕事に一生懸命懸ける人間としては「オレはこういうとこにプッシュしたいんだ!」という思いがあって、それが僕には伝わって来ます。そういう人はサ
ーファーだったりスノー好きだったり車好きだったりする事も多く、お互い少し商売抜きに話が弾んだりします。だから飛び込み営業でも僕は話をします。でも最近主流の電光LED看板は別ですが…。あの人達は本当によくPRに来ます、「LED看板点けましょう!今のあの小さな看板と変えたら目立ちますよ!集客増えますよ!」と。そんなの分かってます。ウチなんて知ってる方じゃないと来れない場所ですし、看板だって「バイクスカフェ」としか無いので何屋か分かりませんから。でも今やたらある電光LED看板は好みじゃないんです。雰囲気もクラスもウチに合ってるとは思えなくて。目立てば良い、商売大きくなれば良いってもんじゃありませんからネ、一人の人間の生き方という質には。
さぁ、新潟の夜はすっかり秋の夜空と鈴虫の音色です、東京の皆様、快適でーす(Eだろゴリさん)。明日はどんな土曜日かな?おやすみなさい!




(2007-8-24)

また夏日到来だが。

これから一週間、30度越えの日が続くそうで、暑くなります。それでも新潟は朝晩は過ごしやすく涼しくなって来ましたから、東京の暑い話しと比べて(新潟は涼しくて良いなぁ。)と思います。
週初め、ズワイガニや新秋刀魚、イカやタコのさばきでスタート。テラスに日傘も出しました。




(2007-8-23)

カルチュア的休日。

水曜日、昼過ぎに後輩のトヨと白山浦の新潟県民会館にて待ち合わせです。今日は二人で巻町の誇る偉大な写真家(にして実業家)の天野尚氏の大きな規模の写真展、「佐渡 海底から原始の森へ」を鑑賞に来ました。天野氏は日本のアクアリウムアートの創始者にして、そのギアの製造販売企業のオーナーであり、有名な写真賞を多く受賞している偉大なネイチャープロカメラマンでもあります。氏の写真集や会社の芸術的カタログは以前からお客様に貸して頂いていたので、その凄さは聞いたり知っておりましたが、直に写真展を見れる機会は今回が初でしたので、事前に前売り券を購入しての今日の鑑賞となりました。氏曰く、佐渡は世界でも唯一的に海底から1600メートルを越える山頂までに手付かずの豊かな自然が残る土地であり、暖流と寒流のぶつかりあう稀有な海の島であるそうです。もう本当に地球中で自然写真を撮影し、多くの講演をされてる方の言う事ですから大変な説得力がある訳です。その上、今回の写真、本当に全てが美しかった。鑑賞者は天野氏
と共に、魚影豊かな海底から海岸線へ、そこから里山へ、徐々に山の高度を上げながら屋久島杉や白神山地に全く劣らない巨木や原生林を残す高山へと旅して行く写真の設置になっています。1時間2時間があっという間に過ぎて行く見所満載の写真展です。東京都写真美術館の倍の規模の写真展が僅か500円で観れるので、是非多くの方々に観て頂きたい。氏の願う様に、新潟の人達はぜひ近くの豊かな新潟の自然に気付いて、自然を見て頂きたいと思います。また、残念ながら展の鑑賞を逃された方も、バイクスに今回の写真集がありますので宜しければ御覧下さい。
さて、今度は夜…。待ちに待ってました「オーシャンズ13」のレイトに秀チャンとレッツゴーです。全くもって今作も面白かった!傑作!ですが、前2作とはかなりトーンが違います。全編に笑い転げるジョークとユーモアに溢れていて、僕は大笑いを堪えて見ていました。また、脚本も非常にストレートで分かり易く、オーシャンズマニアでも無い19の女の子(バイクスの麻美チャンのような。)でも順を追って理解出来る娯楽作品になってしまいました。多分「12」で時間軸の入れ替わりが良く分からないって観客の声があったのかも知れません。その点が少しソダーバーグとオーシャンズ好きの大人には物足りない点ではありますが、クルーニー様やブラピらマットDの楽しげ満点の演技や11の快演技、アルパチーノのセコいホテル王ぶりや「女盛り」エレンバーキンのケバエロ秘書も笑わずにはいられない楽しい、オーシャンズ最終作品です。あのトゥルアーがコソ泥で惨め過ぎる。あぁ、アメリカの映画館みたいに皆で笑って観
たかったぁ。日本の観客皆さんは静かですからね。涙物は良く泣くんだけどなぁ。300なんかアメリカじゃ男達が騒いでスゲェ熱かったそうですから。相変わらずデビットホルムスのサウンドは最高に雰囲気。迷わずCD買いました。オーシャンズシリーズの成功は4割はホルムスのサントラセンスに寄ると思います。特に12なんか最高にラウンジ!クール!。それを思い出して考えますと、「11」はラスベガスだけが持ちうるキラキラ感に充ち溢れたゴージャスな作品、「12」は完全に観客を心地良く手玉に取る、ヨーロッパの雰囲気のトリック作品、「13」は再びラスベガスが舞台ですが、「11」のようにスタイルに拘らない純粋に老若男女楽しめる娯楽作品という自分の位置付けです。何にせよソダーバーグの名声を永遠に確立したシリーズに思います。こういうシリーズ(超豪華なキャスト、緻密に練られたスクリプトとダイアログ、現実に文句無しのボックスオフィス収益、同監督によりキチンと3作製作されたetc
。)は今後数十年作れないでしょう。これも是非楽しんで頂きたい映画です。
では、また明日から宜しくお願い致します!おやすみなさい…OC。