春の木漏れ陽林道を。
今季初、まだ遭っていないアナグマとテン等を見たくてランチ後トレイルへ。
こないだプラグをイリジウムに交換したし、接続の悪かった点火コード(自分でプラグ交換した際、一部破損させた)も修正したしガソリンも満タンに、チェーンにもルブを塗った…なのに、どうにも各ギアでフケが悪い、やだなぁ、2stオイルが少なくなってたかな…。クラッチも多用してパワーを出しながら騙し騙し山をグイグイ上って行きました。
毎日見ている山の奥へどんどん入って行くのは、不思議な感慨があります。山桜が良く咲いている。
山菜採りのご婦人が1人、写真撮影の男性が1人、すれ違ったのはそれだけでした。野鳥は沢山いましたが、今日は可愛いアナグマ達には遭えませんでした。ハクビシン?日中は隠れて寝ていますし、今季は売る程もう見ましたので暫くは十分です。 余談になりますが、市のハクビシン対策担当セクション様によれば、大きな新潟市でハクビシンを「ケージ」ではなく「罠」で捕獲したのは「公式」では僕が最初だそうです。2匹。奴等はたった3cmの隙間があれば、強いパワーで頭を捩じ込み(雄のハクビシンは全長1m、体重5kg)、家屋内に侵入し、その後3〜4頭の家族が続きます。それだけは絶対に阻止しないといけない。奴等は家をレイプします。「大げさな」?
どうかYouTubeかネット画像でハクビシン又はアライグマに侵入された家屋や天井裏の様子を見て下さい、ついでに奴等に住まわれた全国の方々の苦悩のブログも。 これでも「控え目」な表現だと感じてもらえる事でしょう。
ケージではオトリの果物餌で奴等を引き寄せますが、罠は違います。小さな罠1つと、奴等の行動を読むスキル1つだけで大きなケージ以上の成果を出します。 獣の足跡をトラッキングし、獣が何か断定。ルートを見付け出し、行動時間を確定。小さな罠に向かうようにルート付近を巧妙にブッシュで小さくし誘導、仕掛けた時の人の匂いを消す(補記…有害獸の個人的駆除は、「管理出来る私有地内に於て、直径12cm内の改良型トラバサミ罠(ゴムでカバーされ傷つけられない捕獲専用)使用のみ。また、各自治体の方針に則る事」)。
まぁ結局こういうやり方が自分の性に合っていたんでしょう。生まれてこのかた、「Trapper(罠師)」を自分でやるとは思いませんでしたが。
色々な思いを下界に置いて、山を上って走る間は目前のトレイルでコケないように無心になります。
時折停止して、アナグマやビッグフットの跡が無いか地表を見ながら、ランチとディナーの間の短い春のライドをしました。
野生の白い桜がきれいでした。