ハンバーガーズ・レター。
『本日はメニューに無いにも関わらず、わがままに応えてくださり感謝致します。
つい最近チェーン店のハンバーガーを食べてる時に、旦那さんと「アメリカのハンバーガーはどんなものだろうか?」と話してて
海外など行ったことない私達は想像も出来ませんでした。
そんな時に偶然バイクスの南仏便りにハンバーガーが出ていて、どうしても食べてみたくてお電話しました。
まさか自分でトッピングをチョイスして重ねたりパテやバンズがこんなに美味しい物と思わなかったのでとても感動でした。
あと、ピクルスも酸味が少なく甘くて食べやすかったです。
旦那さんは「今まで食べてたチェーン店の物が、美味しいと思ってた自分が恥ずかしい」と言ってました。新潟市でこんなにうまいハンバーガーが食べられて嬉しかったです、本当にありがとうございました。
暖かくなったらオープンカーで、また遊びに行きますね(^^♪
ごちそうさまでした☆
M&M由 』…
お客様から頂く自分の作った料理への御感想のメールを紹介させて頂くのは、まず殆んどしないようにと思っていますが今回のアメリカン・ハンバーガーは別扱いさせて頂きます。マユさんありがとうございました。
頂いたメールは誉め過ぎですし、「恥ずかしい」なんて思われる必要は全くありません。ただ、「黄金のMアーチ」のハンバーガーやその他の1$ハンバーガーと、今回のようなレストランのハンバーガーとは名前は同じでも中身は全く違うものだと云う事を、まだリアルなハンバーガーをお食べになっていないお客様に知って頂きたかったのでした。
今回ハンバーガーを作ったのはそれが何よりのモチベーションでした。それを実現させてもらえたのは、何よりお客様あってこそです。本当にありがとうございました。 「FastFood Nation」(アメリカの気鋭の記者エリック・シュローサー著)を初めて読んだのは9年前。バイクスをオープンさせるより数年前でした。これを読んだ時に直感しました。
(ファーストフード・チェーンのビジネスの仕方、それと全く反対の事をすれば良い形で個人でも生き残れるぞ。つまり…仕事に高い合理性や効率を追い求めない。スタッフにマニュアルを作らない。スタッフを思いやり、スタッフにも「心」と「頭」がある事をいつでも知っていれば、必ずこのビジネスは小さくても生き残れる…)と。出版時から数年経って改めて読み返してみると、この本があぶり出した事実が、より明確に現実に私達の生きる今の社会に現れて来た事を思い知ります。 だからハンバーガーという料理は、僕にとっては幾つもの意味を持つ料理です。
次回は、少しアレンジしたハンバーガーにもトライしてみたいと思っています。例えば…本物のシュリンプ・バーガーとか全て自家製のフィレオフィッシュ・バーガーなんか。
その時が来ましたら、また宜しくお願いします。
おやすみなさい!